照りつける日差しが、ジリジリと肌を焼きつける季節になってきました。
大人になると少しやっかいに感じる季節ですが、子供たちは夏休みを目の前に元気いっぱい!
“今年の夏はどこに連れて行ってくれるの?”
なんて聞かれ、頭を悩ませている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんなあなたにおすすめしたいのは、カブトムシ採りです!
夏の昆虫といえば、カブトムシを思い浮かべる方も多いと思いますが、捕まえたことがあるかと聞かれるとそう多くはないはず。
そんなあなたのために、カブトムシの採集時期やおすすめの採集方法など、わかりやすくお伝えしていきます!
今年は夏の過ごし方をガラッと変えて、子供と一緒に素敵な思い出を作ってみましょう♪
カブトムシ採集に行こう!カブトムシのベストな採集時期や時間帯は?仕掛けはどこに・いつに?
カブトムシを捕まえようと思ったところで、虫捕り網を持ってやみくもにあたりを探したところで、なかなか見つからないのが現実です・・・。
まずはカブトムシについて知ることから始めてみましょう!
カブトムシの採集時期と捕まえる時間は?
カブトムシといえば、さきほどもお話ししたように夏を代表する昆虫です。
そのため採集時期も、6月から8月頃とされています。
そして7月の半ばから8月の上旬頃が狙い目なので、夏休みは捕まえる絶好のチャンスなんです。
9月に入ってしまうと、ほとんどが寿命を迎えてしまうので、夏休み最初の予定に計画することがおすすめですよ!
長く飼育して、観察日記をつけてみるのもいいかもしれませんね。
次にカブトムシを捕まえる時間帯についてお話ししたいと思います。
ご存知の通り、カブトムシは夜行性の昆虫です。
活動する時間は主に深夜で、夜の20時から明朝4時までがカブトムシを採集するには最適の時間となります。
でも夜に採集となると足元は暗くて見えにくいし、子供は寝ているし・・・。
一緒に思い出作りとは言っても、実現することが難しく感じてしまいますよね。
そんな悩みを解決するため、特別にカブトムシを採集するための“仕掛け”の作り方をご紹介したいと思います!
仕掛けの作り方と設置方法は?
カブトムシを捕まえる仕掛けといえば、カブトムシが好む樹木であるクヌギやコナラに蜜を塗る方法を思い浮かべる方もいるのではないでしょうか?
しかし晴れた日に仕掛ける分にはまだいいのですが、夜中に雨が降ってしまえば、蜜が雨で流れ落ちてしまい、成功率もガクッと下がってしまいます。
それに蜜に集まってきていたとしても、見に行った時には帰った後・・・なんてこともあるかもしれません。
そこで!ここでは雨が降っても問題なく、カブトムシの採集に効果があるといわれる、バナナトラップの作り方を紹介します。
まずはこちらの動画をご覧ください。
クワガタ採取!ミヤマクワガタも捕まえれるバナナトラップの作り方
<材料>
- 完熟バナナ
- 排水溝用ネット
- 焼酎
- 保存袋
- フタ付きのプラスチック容器(深め)
<バナナトラップの作り方>
- バナナの皮をむき、一口大に切る
- 切ったバナナを排水溝用ネットに入れる
- バナナの皮をなるべく細かく切る
- 切った皮を2のバナナと同じ排水溝用ネットに入れる
- ネットの口を縛り、保存袋にいれる
- 5に適当な量の焼酎を注ぎ、よくもみ、つぶす
- 保存袋の空気をしっかりと抜く
- 直射日光のあたるところに1日程度放置する(真っ黒になるまで)
- プラスチック容器のフタの部分に穴を空ける(直径8cm程度)
- 8を9の中に汁ごと全部入れる
- バナナトラップの完成!
誰でも簡単に作れるので、前の日に親子で一緒に作ってみてください♪
バナナトラップはカブトムシが活動をはじめる前に仕掛けておきたいので、前の日の夕方にでも雑木林の木の枝や、根元に置くなどして、翌朝回収してみましょう。
こちらはカブトムシが一度足を踏み入れてしまえば、逃げにくい構造になっているので、採集も期待できますよ!
カブトムシを生態や、採集方法について学んだところで、次に出てくるのは“どこに行けば捕まえられるんだろう?”という疑問ですよね。
そこで今回は東海エリアの愛知県豊橋市周辺に注目してみたいと思います。
愛知県というと名古屋は都会というイメージですが、その周りは意外にも自然が多いのどかな県です。
どんな場所でカブトムシを捕まえられるのか、さっそく一緒に見ていきましょう!
豊橋市周辺のおすすめカブトムシ採集スポット3選 その1:岩屋緑地公園
画像出典:豊橋市公式サイト
大岩町にある岩谷緑地公園は広大な敷地を持ち、展望台からは豊橋市を一望することができる自然豊かな場所です。
春になると「さくらまつり」が開催され、満開の桜が訪れてきた人を出迎えてくれます。
散策路には多くの木が生い茂っており、夏にはカブトムシやクワガタをたくさん見ることができるので、おすすめですよ!
場 所:豊橋市大岩町
利用時間:特になし
電 話:0532-51-2650
アクセス:豊鉄バス(二川線)『岩屋公園口』下車
※駐車場もあります
公式サイト:
参考サイト:
豊橋市周辺のおすすめカブトムシ採集スポット3選 その2:石巻山
石巻町にある石巻山は、豊橋市内のシンボル的な標高358mの山で、手軽に登れる山として幅広い世代から人気があります。
また夜景がきれいな場所としても有名なので、おすすめですよ!
朝方や夜に行くとカブトムシやクワガタを見つけることができるようですが、あくまでも山なので、夜道の足元は特に注意を払うようにしてください。
場 所:愛知県豊橋市石巻町字南山
アクセス:石巻山の中腹に無料駐車場(約30台)有り
公式サイト:
参考サイト:
豊橋市周辺のおすすめカブトムシ採集スポット3選 その3:豊橋市少年自然の家
伊古部町にある豊橋市少年自然の家は、学校行事や部活動の合宿などに使われる青少年教育施設です。
広大な敷地のなかには、宿泊棟、体育館、キャンプ場、広場、遊歩道などがあります。
その名の通り、自然の中にある施設なのカブトムシ採集にはもってこいの場所ですね!
家族やグループでも楽しむことができるので、夏の思い出作りにはぴったりの場所ですよ。
場 所:愛知県豊橋市伊古部町字下り25-41
利用時間:宿泊 9:00~翌朝9:00、日帰り 9:00~16:30
※月曜日が定休日です
電 話:0532-21-2301
アクセス:豊橋駅から車で約23㎞
※駐車場も完備されています
公式サイト:
参考サイト:
まとめ
静岡県に近い豊橋市は、自然豊かでカブトムシ採集にはいい環境が整っています。
自然公園も多く敷地が広大であるため、カブトムシにとって暮らしやすい環境なのかもしれませんね。
しかし、必要以上に捕まえるなどして、環境を壊してしまうなんてことはご法度です!
カブトムシ採集と同時に、採集マナーの大切さを学びながら、いつもとは一味違った夏休みをお過ごしくださいね♪