ホームセンターなどでカブトムシやクワガタを見かけるようになってくると、今年も夏が来たなという感じがします。
飼育用品は100円均一でも置いてあるくらい、ありふれていますが、カブトムシそのものをなかなか身近に感じる機会ってないですよね。
同じように思ったあなた!今年の夏は自然と触れ合ってみませんか?
ここではカブトムシを捕まえるポイントをお伝えしますので、家族でぜひ採集してみてください。
【カブトムシ採集に行こう!カブトムシのベストな採集時期や時間帯は?仕掛けはどこに・いつに?】
カブトムシ採りに行こうと決めてみたものの、やったことのない方は、なにから手を付けていいものか、わからないと思います。
ここではまず、カブトムシを捕まえるために、知っておきたい情報についてお伝えしていきます。
カブトムシの採集時期と捕まえる時間は?
カブトムシの採集時期は一般的に、6月から8月とされています。
なかでも7月の半ばから8月の上旬頃がおすすめです。
だから、夏休みはカブトムシを採るための絶好のチャンスなのです。
9月に入ると、ほとんどが死んでしまうので、長く飼育したい方は、早い時期に捕まえに行くほうがいいですね!
次にカブトムシを捕まえる時間帯ですが、カブトムシは夜行性の昆虫として有名です。
主な活動時間は深夜なので、夜の20時から明朝4時までがカブトムシを採集するには最適な時間といえます。
しかし深夜となると、足元がよく見えずにケガをしてしまったり、普段子どもが寝ている時間だったりと、なかなか実現するのは難しいですよね。
そんなときにおすすめなのが、仕掛けを作って採集する方法です!
仕掛けの作り方と設置方法は?
カブトムシを捕まえる方法として昔からあるものは、カブトムシが好む樹木に蜜を塗る方法です。
天気が良い日に仕掛ける分にはいいのですが、夜中に雨が降ってしまえば、蜜が流れ落ちてしまい、失敗してしまうことも考えられます。
ここでは、雨が降っても問題なく、カブトムシの採集に効果があるといわれる、バナナトラップの作り方を紹介します。
まずはこちらの動画をご覧ください。
クワガタ採取!ミヤマクワガタも捕まえれるバナナトラップの作り方
<材料>
- 完熟バナナ
- 排水溝用ネット
- 焼酎
- 保存袋
- フタ付きのプラスチック容器(深め)
<バナナトラップの作り方>
- バナナの皮をむき、一口大に切る
- 切ったバナナを排水溝用ネットに入れる
- バナナの皮をなるべく細かく切る
- 切った皮を2のバナナと同じ排水溝用ネットに入れる
- ネットの口を縛り、保存袋にいれる
- 5に適当な量の焼酎を注ぎ、よくもみ、つぶす
- 保存袋の空気をしっかりと抜く
- 直射日光のあたるところに1日程度放置する(真っ黒になるまで)
- プラスチック容器のフタの部分に穴を空ける(直径8cm程度)
- 8を9の中に汁ごと全部入れる
- バナナトラップの完成!
誰でも簡単に作れるので、前日に親子で一緒に作ってみてください。
バナナトラップはカブトムシが活動をはじめる前に仕掛けておきたいので、夕方にでも雑木林の木の枝や、根元に置くなどして、翌朝回収してみましょう。
自分で作った仕掛けに、カブトムシが掛かっていると、喜びも倍になりますよ。
カブトムシの採集方法や、仕掛けについてお話しましたが、実際に捕まえることのできる場所って、初心者にはイメージしづらいですし、なかなかわからないものですよね。
そこで今回は九州エリアの大分県に注目してみたいと思います。
大分県といってまず思い浮かぶのは、言わずと知れた湯布院ですよね。
温泉で有名な県ですが、自然も多くて、その景色が観光地になっている場所も多々あります。
緑豊かな場所なので、カブトムシの採集にも期待できそうですね!
大分県のおすすめカブトムシ採集スポット3選 その1:直川憩の森公園 かぶとむしふれあい館
画像出典:かぶとむしふれあい館
手っ取り早くカブトムシを捕まえたい!という方には、こちらの直川憩いの森公園にあるかぶとむしふれあい館がおすすめです。
300円の入山料を払えば、実際にカブトムシと触れ合うことができ、販売もされています。
屋外展示だけではなく、室内に「夜のゾーン」が設けられており、夜行性のカブトムシの生態が観察できるところがポイントです。
場 所:大分県佐伯市直川赤木1262
開館時間:9:00~17:00
開館時期:7月10日~8月31日
電 話:0972-58-2517
公式サイト:
♦アクセス方法
- 東九州自動車道 佐伯ICより車で約30分
- JR佐伯駅より車で約35分
- 最寄りの駅: JR直川駅(車で約10分)
最寄り駅は記載されていますが、駅からは車移動となっているため、自家用車で行くことをおすすめします。
大分県のおすすめカブトムシ採集スポット3選 その2:高尾山自然公園
高尾山自然公園は、日本の都市公園100選に選ばれている、広大な公園です。
広場や子どもの遊び場だけではなく、長い散策路もあり、周りには多くの木々が茂っています。
キャンプ場も併設されているので、キャンプ初日の夕方に仕掛けを置き翌朝回収すれば、キャンプだけではなく、カブトムシの採集も楽しめますね!
場 所:大分県大分市横尾
利用時間:8:30~17:00
電 話:097-528-7700
アクセス:大分駅から車で17分
公式サイト:
大分県のおすすめカブトムシ採集スポット3選 その3:亀塚古墳周辺
知る人ぞ知る採集スポットのようで、亀塚古墳の周辺で捕まえたとの情報がちらほらあります。
亀塚古墳は5世紀初めに造られた、県下最大規模の前方後円墳であり、その周りにはクヌギやコナラが生い茂っているとのことです。
近隣にお住いの方は、一度足を運んでみてもいいかもしれません。
場 所:大分市大字里646番地の1
休業日:[月] 史料館の休館日、年末年始
電 話:097-524-2300
公式サイト:
♦アクセス
- JR日豊本線:坂ノ市駅より徒歩40分
- 大分自動車道:宮河内ICより車で15分
- 大分バス:「城原」停留所より徒歩20分(「大分駅前6番」発)
こちらも徒歩では遠いので、自家用車で行くことをおすすめします。
まとめ
大分県は自然が豊かであることから、採集スポットだけではなく、近くにある木が生い茂っているところを探せば見つかることも多いようです。
身近に穴場がある可能性もあるので、一度探しに行ってはいかがでしょうか。
採取場所は、暗くて足元が見にくく、危険もたくさんあるので、カブトムシを採取するときには、必ず大人と一緒に行くようにしてください。
そしてこの夏の楽しい思い出を、家族で一緒に増やしてくださいね!