夏祭りのゲーム高齢者に楽しんでもらえる準備と工夫とは?

夏祭り・盆踊り・夏のイベント
この記事は約6分で読めます。
記事内に商品プロモーションを含む場合があります。
スポンサーリンク

夏の恒例行事といえば、夏祭りを思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。高齢の方ですと、自分が幼い頃に行ったり、自分の子どもが小さいときに連れて行ったり。いくつになっても童心に帰ってしまうのが、夏祭りのゲームです。

 

高齢になると体力や手先、視力の衰えが出てきて、思ったように楽しめないという方もいると思います。でも、高齢の方でもすこしの工夫でゲームを楽しめるようになります。

 

高齢の方も楽しめる、夏祭りのゲームの準備と工夫をご紹介します。この記事を参考に楽しい夏祭りをお過ごしください。

スポンサーリンク

射的

ゴム鉄砲で的を倒すゲームです。特に男性は好きな方が多いと思います。ゴム鉄砲の作り方は動画を参考にしてください。

 

牛乳パックを開いて、三角形の的を作ります。底面の奥行きを小さくすると、倒しやすくなります。ご高齢の方が見やすいように、はっきりとした色で的を作りましょう。

 

高齢の方の中には、狙いを定めて打つという一連の動作がしにくい方もいます。打つところに椅子とテーブルを用意します。椅子に座ってテーブルに肘をつき、しっかり固定して打つと、高齢の方でも当たりやすくなります。

 

的も同じ高さのテーブルに置きましょう。必要に応じて介助者が銃身を支え、引き金だけ引いてもらうなどの介助をするといいでしょう。

輪投げ

 

立っても座っても行いやすいゲームです。腕の機能によって、投げる位置を変えるといいです。投げることが難しい方は近くから行います。

 

ペットボトルに水を入れて的にします。倒れないように、水は十分に入れます。的が見やすいように、ペットボトルに色紙を巻くか、水に絵の具で色をつけます。

 

コントラストが強いほうが、高齢の方には見えやすいです。床が茶系だったら、緑や青、紫を使うとコントラストが強くなります。床が薄めの茶色だったら濃い色に、濃い茶色だったら白みを強くするといいでしょう。

 

床が白系だったら、黄色以外の濃い色なら何色でもいいです。床と違う色の布や模造紙を敷いて、輪投げのゾーンとして分けると、高齢の方にはより分かりやすくなります。

 

輪投げの輪は新聞紙で作ります。床と的と違う色の折り紙を巻きましょう。細かい模様の折り紙や千代紙を巻くのもおすすめ。特に女性はきれいな模様や、かわいい模様に心が華やぎます。

パターゴルフ

朝の公園に行くと、ゲートボールをしている高齢の方をよく見ます。パターゴルフはそんな高齢の方にも親しみやすいゲームだと思います。

 

ダンボールと模造紙でコースを作ります。黄緑色の布を敷いてもいいでしょう。ボールを打つ位置と、ゴールを決めます。ゴールは牛乳パックや厚紙で、アーチを作ります。サイズは幅、高さともに20センチ前後にします。

 

アーチにはひもで鈴を3個ほどぶら下げ、ボールが当たったら音が鳴るようにするとゴールに入ったことがわかりやすいです。鈴は100均でも買うことができます。アーチは赤系の色で目立たせます。

 

ゴルフボールは、直径6センチくらいのカラーボールがいいでしょう。100均でいろいろなボールが売っています。軽いものを選びます。

 

クラブは新聞紙とトイレットペーパーの芯で作ります。新聞紙を縦にきつく丸めテープや紙を貼って覆います。トイレットペーパーの芯に穴を開け、新聞紙を丸めたものを入れます。

 

このとき、新聞紙をトイレットペーパーの芯に対し直角に付けてしまうと打ちにくいです。少し斜めに付けましょう。外れないようにしっかり留めます。立って打つ用と車椅子で打つ用に、角度を変えたものを作るとよりいいです。

ボーリング

 

昭和40年代、空前のボーリングブームがありました。あの頃働き盛りだった今の高齢者世代は、多くの方がボーリングの経験があり、また熱中した方も多いのではないでしょうか。

 

ボーリングのピンは、ペットボトルや牛乳パックで作ります。これも高齢の方が見やすいよう、色のコントラストが強くなるような色にします。サッカーボールやバレーボールくらいの、大きいものをボーリングの球として使います。

 

車いすの方や転がすのが難しい方には、傾斜のついた台を用意します。その台からボールを転がせば、誰でもボーリングを楽しむことができます。台は板を使ったり、ダンボールを三角に折って作ります。

モグラたたき

モグラたたきは、どちらかというとゲームセンターのイメージですが、腕を動かすことで運動になるのでオススメです。また高齢の方は視野が狭くなりやすいのですが、目線を動かす運動にもなります。

 

モグラは紙コップやペットボトルで作ります。モグラが出てくる穴は、ダンボールで作ります。ダンボールの底面がモグラたたきをする方に向くように置きます。

 

下の方にモグラが通るくらいの半円の穴を開けます。みかん箱サイズで2箱用意し繋げて、4個くらい穴を開けます。叩く道具は新聞紙を丸め、ハンマーの形にしてラップの芯を、持ち手として付けます。

 

モグラを出す係の方が箱の裏からモグラを出し、モグラたたきをする方にハンマーで叩いてもらいます。優しく叩くようアナウンスします。タイマーを30秒くらいにセットして始めましょう。

ピンポン玉すくい

金魚すくいやスーパーボールすくいを思い出させるゲームです。集中力と手指の細かい動きの訓練にもなります。

 

洗面器や桶に水を入れ、ピンポン玉を浮かべ、ポイですくうゲームです。ピンポン玉は100均では、6個で108円で購入できます。インターネットでも購入できますので、比較してみてください。

 

1つの洗面器に20個くらいのピンポン玉を浮かべます。ポイは金魚すくいなどで使われる、プラスチックの丸い枠に和紙を貼ったものです。これも100均やインターネットで購入できます。

 

100均では枠2つに紙が20枚入っています。紙がなくなったらティッシュペーパーで代用できます。タイマーをかけ1分で終わりにしたり、全てすくったら終わりにします。

まとめ

  • 懐かしいゲームは、高齢者の記憶を刺激します
  • 高齢者の視力低下に配慮しましょう
  • 高齢者の運動機能は人によってさまざま、道具や介助でどなたも楽しめる工夫を
  • ゲームの中には、高齢者の運動機能に働きかけるものもあります

高齢の方が親しんだ可能性があるゲームを選びました。また、加齢に伴う機能低下で参加できない、ということがないような工夫も考えました。この記事が、高齢の方の夏を楽しく彩るために、お役に立てれば嬉しいです。

 

以上、夏祭りのゲーム、高齢者に楽しんでもらえる準備と工夫とは?でした。

タイトルとURLをコピーしました