小学校のお祭りは、いつもの学校が飾り付けや出し物で楽しい雰囲気に満たされ、わくわく心が躍ります。中でも特に子どもが楽しみにしているゲーム。
PTA役員になったり、担当者になってお祭りを作るほうになると、どんなゲームにしようかと頭を悩ませることもしばしば。
小学生は6歳から12歳までの生徒がいて、それぞれできることが違います。低学年に合わせたゲームばかりでは、高学年の子どもたちが退屈です。逆に高学年に合わせたゲームばかりですと、低学年の子どもたちは楽しめないでしょう。
どうすればみんなが楽しめるゲームになるのか、準備のポイントをお教えします。
射的
鉄砲で的を倒すゲームです。ぐっと集中して狙いを定め、的を倒したときの爽快感は癖になります。特に男の子は射的が大好き。きっと何度も挑戦するでしょう。
割りばしゴム鉄砲を作ります。作り方は動画を参考にしてください。一回で輪ゴムを5個渡します。トイレットペーパーの芯やペットボトル、牛乳パックで的を作ります。的の数は渡す輪ゴムの数と合わせます。
高学年用には的をトイレットペーパーの芯で小さめに、低学年用にはぺットボトルや牛乳パックで大きめに作るといいです。また、打つ位置を離したり、近づけたりして難易度を変えてもいいでしょう。
水中コイン落とし
水を張った容器の中のグラスに、一円玉を入れるゲームです。簡単そうに思えますが、一円玉が水の抵抗を受けて、思いもよらないところに落ちていきます。狙い通り落ちないもどかしさと、ヒラヒラ落ちていく様が楽しいゲームです。
30センチほどの深さがある、いれ物を用意します。周りからもコインが落ちるところが見られるように、なるべく透明か半透明のものがいいです。例えば水槽や衣装ケース、梅酒を作るときに使う瓶などです。その中に水を満たし、透明なグラスを入れます。
ルールは一円玉を入れるときに、水に触れないことです。水に触れてしまうと、グラスに簡単に入れられるようになり、楽しさが軽減します。
また水の深さが深くなればなるほど難易度は上がります。このゲームは何歳でも同じ条件で楽しめます。
ゴルフ
ダンボールと模造紙でコースを作ります。ボールを打つ位置と、ゴールを決めます。ゴールのカップは牛乳パックを切って、横にしておきます。平らな一本道のコースや坂があるコースなど工夫をしてみてください。
ゴルフクラブとボールは100均にもあります。新聞紙とトイレットペーパーの芯で、クラブを作ることがもできます。ボールはピンポン玉がいいでしょう。
一つのコースにつき、ボール3個などと決めて渡します。ルールはボールを打ち上げないこと。ボールひとつにつき打てるのは一回です。低学年は近くから、高学年は遠くからというように打つ位置を変えます。
玉入れ
玉は新聞紙を丸めて、折り紙を巻いて作ります。玉入れの的になるものは、ダンボールに大きさの違う穴を何個か開けて作ります。2枚重ねて作ると壊れにくくなります。ダンボールの前面には、模造紙を貼ります。
一人につき何個とボールの数を決めて渡します。投げる場所を低学年は手前から、高学年は離れたところから、と変えると難易度が簡単に変えられます。
輪投げ
ペットボトルに水を入れて的にします。水は倒れないように十分入れます。新聞紙で輪投げの輪を作ります。的になるペットボトルには、点数をつけます。
小さい子は近くから、大きい子は遠くからと投げる場所を年齢によって変えましょう。また、投げる輪の大きさを変えても難易度は変わります。
スーパーボールすくい
ビニールプールに水を入れ、スーパーボールを入れます。スーパーボールはインターネットでいろんな種類のものが売っています。すくったボールを入れるいれ物も用意します。
スーパーボールがなくなってしまうので、何個すくってもあげるのは一つなど、個数を決めます。
すくうものは、ポイをインターネットで買うことができます。ポイはスーパーボールすくい用もありますし、金魚すくいでよく使われている、紙製のものもあります。紙のものは厚さによって数種類あります。4号や5号の厚めのものにすると破れにくく、小学生でも長く楽しめます。
予算があまりかけられないときは低学年はスプーン、高学年は箸を使うといいです。
おばけやしき
怖がりな子もいますが、小学生ともなると怖いものが楽しめる子もいます。怖さのレベルをどれくらいにするかがポイントです。
とても怖いおばけやしきと、あまり怖くないおばけやしきの2種類を用意してもいいのですが少し大変ですね。明るさの調節、恐怖を煽る音のある無しだけでも、簡単に怖さを変えられます。
飾るおばけの怖さを変えるとよりいいでしょう。また、すごく怖い方は人が出て驚かす、あまり怖くない方は人は出てこないというふうに工夫してみましょう。
あまり怖くないタイム、すごく怖いタイムと、時間によって怖さを変えると準備が少し楽になります。
まとめ
- 目標物を狙うゲームは、低学年は近くから、高学年は遠くからとスタート地点を変えましょう
- コイン落としは何年生でも同じように楽しめるゲームです
- すくうゲームは道具を変えて、難易度を調整しましょう
- おばけやしきの怖さは、照明や音など雰囲気で簡単に変えられる
小学生は6歳から12歳までの、身長、能力などがバラバラな子どもたちがいます。みんなが楽しめるゲームにするのは、意外と簡単。少しの工夫でみんなが楽しいお祭りにしましょう。
以上、小学校のお祭り、何歳でも楽しめるゲームと準備のポイントとは?でした。