夏休みの短歌の宿題は意外と多いようです。
学校で、コンクール向けに提出させられることも多いので、作るのに慣れている高学年も多いでしょうが、あんまり作ったことがない人や初めて宿題に出された場合は、かなり困惑しますよね。
どんな風に作ればいいのか、考えてみましょう。
夏休みの宿題の「短歌」をつくろう!そもそも短歌とは?
夏休みの宿題として、短歌が出されることもありますが、作り方を学校で習った上で宿題に出されるのが一般的だと思います。でも、中には習っていないけど、コンクールがあるから出したい人は自由参加で、と言う風になっていることもありますね。
そうなると、子供から聞かれるのは、どうやって作ればいいのかですよね。そもそも、短歌って何だったっけ、と疑問に思う人もいるでしょう。
短歌は、57577の31文字で、並べた言葉の塊で、思い出や感じたこと、家族など自分の身の回りのことを題材に表現するものです。よく季語を気にする人がいると思いますが、それは俳句の時に必要なもので、短歌には季語は不要なので、好きな言葉を選ぶことができます。
大切なのは、57577のリズムです。ですが、きっかりと57577の文字で作らないといけないと言うことはなく、少し字余りしても、リズムがあれば良しとされています。
短歌は1500年も前から作られているもので、文字がなかった時代でも、人々が楽しんでいたと言われています。
短歌を簡単に作るコツとは?
では、作りましょう、と言われても、なかなかどうやって書けばいいのが分かりませんよね。そんな時は、まず字数や言葉を気にせずに、何を短歌で言いたいか、考えてみましょう。思い出でもいいですし、日ごろから家族や学校に対して思っていることを題材にしてもいいでしょう。
題材が決まったら、キーワードを書き出してみましょう。絶対に入れたいフレーズなども短歌の核になるので、重要ですね。
うまく思いつかない場合は、言いたいことを普通の文章にしてみましょう。何度も自分で口に出しながら、言葉を並べてみると作りやすいと思います。
短歌の作り方は、コチラのサイトも参考にしてみて下さい。
小学生らしい、中学生らしい短歌の題材とは?
小学生であれば、素直な気持ちを描くだけで素敵な短歌として、評価されます。お母さんやお父さんのことを書いてもいいですし、ペットの猫や犬について書いてもいいでしょう。夏休みなので、海水浴や昆虫採集、プールなどの思い出を書いてもいいと思います。
中学生の場合は、同じように家族、友達や学校などに対しての想いを書くといいのですが、素直に感情を言葉にせずに、読み手にその感情を想像してもらうのが良いでしょう。
夏休みの思い出を語る場合でも、直接的な感情となる「楽しかった」、「綺麗だった」などの言葉を使うと、小学生のような出来になるので、あえてそこは言わないようにしましょう。
夏休みの宿題!短歌例文つき♪中学生らしい短歌の作り方のコツとは?
夏休みの宿題!短歌例文つき♪小学生らしい短歌の作り方のコツを教えます!
例えば、夏祭りについて書くなら、いつもと違う浴衣姿の人々に心が躍った、という気持ちを短歌にするなら、
夏祭り 非日常をまとい 行き交う人の 和柄が踊り 心も踊る
なんていかがでしょう?
短歌の作り方のコツは、コチラのサイトも参考にしてみて下さい。
かみのやま小中学校短歌大会
夏休みの宿題に「短歌の鑑賞文の提出」があった場合はどうする?
鑑賞文は、その名の通り、指定の短歌に対して、読み解いて、どんな風に感じたのかを自分の感想を語るものです。読み解かないといけないような短歌も多いでしょうから、何度も熟読した上で鑑賞文を考えるといいと思います。
短歌を読んで共感したことやはっとさせられたことなどを詳しく書いて、自分の日常生活に照らし合わせて、深く考えてみるといいでしょう。自分ならどう思うのか、比較してみるのも大切ですし、その短歌からどんなことを学んだのか、語ることも鑑賞文には必要です。
短歌の鑑賞分の書き方のコツは、コチラのサイトも参考にしてみて下さい。
最後に
短歌はとっても自由度が高いものです。俳句であれば、季語が必要だったり、語尾を工夫しなくてはいけませんが、短歌は文字数も多く、季語もないので、表現したいものを自由に表現できます。
なので、提出しないといけない場合は、複数の短歌を作ってみて、一番良い出来のものを選んで、提出するようにしましょう。