小学生の自由研究で人気が高いのは、メダカなどの生き物の観察です。簡単にできるところが魅力ですね。
でもメダカの観察って、どんなところを観察すればいいの?どんなまとめ方をするの?ポイントは?と悩まれる方も多いと思います。
今回は、メダカの観察はどのように進めればいいのかをまとめてみました。
自由研究テーマのメダカの観察日記、どうやってまとめる?まとめ方のコツは?
どのような事をまとめて書いていくのか順に挙げてみます。
①研究テーマ・名前・日付
②なぜその研究をしようと思ったのか
③調べようとしていることを書く。(結果を予想して書くと良い。)
・例 食事の仕方・泳ぎ方など
④調べ方を書く。
・例 エサやりをして、食べ方を観察する。
・例 朝昼夜の泳ぎ方、場所を観察する。
⑤結果を書く。(写真や絵を使って書く。)
⑥感想を書く。(結果を受けて考えたことや思ったことを書く。)
メダカのように小さくて動き回る魚の撮影はとても難しいものです。メダカの表情をしっかりと撮影するには、メダカの警戒心が少なく動きがあまりない夜間がおすすめです。日中に取る場合は望遠レンズなどで遠くから撮るとうまく撮れるそうです。
メダカの観察 パート1
メダカの観察日記、何時頃に観察する?盛り込んだほうがよい内容は?
メダカの自由研究では、「メダカの食事の仕方」と「泳ぎ方」の観察が中心になります。できれば、オスとメスが3匹ずつだと群れ方など観察しやすいと思います。
エサやりでは、主に2つの事を観察します。
①メダカが水面、水中、水底のどこでエサを一番食べているか
②口をどのように使って食べているか
エサを食べている様子を撮影しておきましょう。スケッチで絵に描いてもいいですね。
泳ぎ方では、時間ごとにメダカが水槽のどこを泳いでいるのかを観察します。この様子も撮影しておきましょう。
他にも気が付いたところはノートに記録するようにするとよいでしょう。
メダカの産卵は、日照時間が長くなり、水温が18℃以上の4月~10月に行われます。年に2~3回産卵しますので、夏休みに観察するには最適です。
産卵していると、メスのお腹の後ろあたりに卵がいくつかついているので分かります。卵はその後水草につけられます。
ただし、産卵をまとめようとすると、時間がかかる場合がありますので、提出日などを考慮して、産卵からメダカの赤ちゃんが産まれるまでの一部を切り取る形でまとめてもいいと思います。
その他に飼育した時に観察したことや注意した点をまとめておくといいですね。
例えば
・オス、メスの見分け方や、それぞれ飼っていた数。
・水の温度が何度だったか。
・水をかえるときに注意したこと
などが書いてあると、よりよい内容になります。
観察用のメダカはどこで買う?川でとれるの?
観察にはオスとメス3匹ずつがおススメです。
オスのメダカは背びれに切れ目が入っています。しりビレもメスよりも長くて大きいのが特徴です。
メスのメダカはおなかが少し大きいです。しりビレも小さく、卵をうむ時期になると少しオレンジ色になります。
1999年に野生メダカは絶滅の危険性が高い種としてレッドデータリスト(絶滅危惧種)に指定されました。自由研究の観察や実験用のメダカは、ホームセンターやペットショップなどで入手しましょう。自然のメダカは、かなり少なくなっているのです。
丈夫で飼育や繁殖が簡単なヒメダカの価格帯は、1匹50円~75円。種類が豊富で、金魚のように赤いメダカなどきれいなメダカもいます。中には1000円を超えるものも。
特にメダカを飼育・観察するのに絶対に必要なものは水草です。これがないと、すぐに水が濁ったり、メダカが弱って死んでしまったりします。
水草は、「オオカナダモ」がオススメです。水槽に入れる前に、必ず水道水で汚れを落とすようにしましょう。
メダカを水槽に移し、直射日光を避けた明るい場所におきます。餌は夏には1日朝夕2回、春や秋には、1日1回あたえます。
メダカの観察に必要な道具は?ケースの大きさは?顕微鏡は必要?
バケツでも飼うことができますが、子供が楽しみながら観察して育てるのでしたら、横から見える透明な水槽のほうがいいです。
飼育道具がよく分からない場合は「メダカ飼育セット」を購入すると、全部セットで入っています。
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小学校でのメダカの観察に必ずしも顕微鏡は必要ありませんが、卵などを観察したいという場合は、お手頃価格な顕微鏡もあります。
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メダカの観察は「食事」と「泳ぎ方」
メダカの観察についてまとめました。いかがでしたか?メダカの観察は「食事の仕方」と「泳ぎ方」を主に観察します。
写真を撮るのは難しいですが、家の中でいつでも観察できるのが利点ですね。楽しい自由研究になりますように!