星の観察は、4年生になって習う分野なので、4年生の夏の自由研究に、星の観察はぴったりなんです!
といっても、星の数が多いと、とても難しくなるので、星座を見つけたり、特定の星を見つけるような内容にするのがいいでしょう。家族でキャンプにでもいって試してみると楽しいですよ!
4年生の自由研究は星の観察で決まり!夏の星空の特長とは?
夏の夜空には、最も有名な夏の大三角形がありますね。観察をテーマにするなら、この夏の大三角形がおすすめです。まずベガという夏の夜空の中で最も明るい星があります。七夕でも定番の星で、織姫の星とよばれているものです。青白い色をしており、星座ではこと座に属していますよ。
次に、アルタイルです。天の川をはさんで、ベガのちょうど反対側に見える白っぽい星で、彦星の星でもあります。ベガよりも少し暗いのが特徴です。わし座に属しています。
最後が、デネブです。夏の大三角形の中では一番暗い星になります。白い色をしており、白鳥座に属しています。
この夏の大三角形はたぶん肉眼でも観測が可能です。良く見えない場合は、明かりが少ない場所を探してみましょう。
夏の大三角形の星々を同じ位置に置いてみた【ベガ・アルタイル・デネブ】
星の観察に必要な道具とは?望遠鏡は必要?
星の観察には、いくつか道具が必要になります。まず、一番大切なのが、星座早見盤です。プラスチック製のものが定番ですよね。小学生ならとっても身近なものだと思います。ですが、見つからない場合は、最近はアプリもあるので、そちらをダウンロードしてもいいでしょう。
次に必要なのが、望遠鏡です。どんなものでもいいですが、防水性の物であれば便利かもしれません。望遠鏡がなくても観測ができる場合がありますが、研究として行うのですから、安価なものでも購入した方がいいでしょう。
また、道具ではありませんが、観測する際には、夏でも夜になるので温度が下がります。寒さ対策を行えるような上着や長ズボン、靴下と靴で行くようにしましょう。虫よけ対策も必要ですね。
望遠鏡を使って土星と月を撮影してみました!
星座の観測をしよう!どうやってやればいいの?
観察する場合は、まず場所を決めなくていけません。高台で星が綺麗にたくさん見える場所が良いですが、たくさんありすぎると探しにくいので、家の近くの公園でも構いません。
場所を決めたら、その場所の背景を画用紙などに簡単にスケッチします。次に、星座早見盤を使って、観察する星を決めて、その星の位置、見た時間、星の色などをメモっておきます。その後は、30分ごとに星の動きを観測してメモしていけばよいでしょう。
DVD「小学校理科DVD 4年【地球】夜空の星 ~夏の夜空、星の明るさと色~」
4年生の星の観察自由研究、まとめ方のコツは?
星の観察に関する自由研究はどうやってまとめるのか、分かりにくいですよね。一番いいのは、自分が観測する対象とした星の星座物語や豆知識などを紹介して、何時にどこで星の観測をしたのかを説明し、その星がどのように動いたのかを図などにして説明する方法だと思います。写真にとっても星はあまりきれいに写りません。なので、イラストで十分だと思います。
サンプルとして、ネットで見つけた星座の写真などを印刷して貼ると分かりやすいと思います。
星の観測に使った道具なども紹介するといいでしょう。まとめる際には、まず自分の予想も書いてから、結果を書くとよりよいまとめになりますよ。
最後に
星の観測なんて、夏休みの自由研究や夏休みのしおりの宿題でしかやらないものです。一生に一度しか夢中になって夜空を眺めないかもしれないので、ぜひ4年生の自由研究でお子さんといっしょに星の観測を楽しんでみてくださいね。
星座早見盤があれば、他にもいろんな星座が観測できると思うので、ぜひ、山の上などを探して、家族で出かけてみてくださいね。