3年生や4年生くらいが一番、自由研究で悩むんですよね。よい研究テーマがないかと探している親子も多いことでしょう。難しすぎず、楽しくできる自由研究をご紹介しましょう。
どれも1日で実験して、まとめられるものばかりです。時間が無くなってしまった親子にも必見ですよ!
1日で終わらせたと思えない!夏休みの自由研究のまとめ方のポイントは?
自由研究で大切なのは、論理的にまとめられるようになることです。さらに、分からないことを自分なりに考えて、実際に試してみて、結果からしっかりと学び取ることも大切なことです。
家族と一緒に行うこともまた、大切なポイントですね。1日で終わらせようが、1週間で終わらせようが、かける時間は問題ではありません。なので、きちんとまとめられていれば、自由研究は成功と言えます。
自由研究をまとめる際には、まず「なぜこの研究テーマを選んだのか?」というきっかけが大切です。大抵の場合は、本やネットを見てネタを選ぶでしょうが、もっともらしいきっかけは必要です。
次に、実験内容です。どんな手順で何を使って実験するのか書きましょう。実験結果を書く前には、予想を書きます。子供に予想をさせて、それをそのまま書けば問題ありません。その後に実験結果をグラフや写真などを使って分かりやすく書きましょう。
結果をもとに、子供なりに分かったことを書かせましょう。大人がまとめたい部分ですが、ここはあくまでも子供視点でわかったことをまとめさせましょう。最後に自由研究全体のまとめを書きます。これまでに書いてきたすべての内容を要約すればOKです。
まとめる際には、大きな画用紙などに書くのがベストですが、自由帳などに写真を貼って書いても問題ありません。一番NGなのは、ワードやパワーポイントを使ったデジタルな提出物です。ネットからまるっと持ってきたと思われかねないので、手書きを心がけましょう。
1日で終わる!おすすめ3年生自由研究テーマ3選 その1:紙をバラバラにしてみよう
大人なら誰でも知っている紙の原材料ですが、子供には不思議な存在ですよね。紙が何でできているのか、自分で調べられる方法があります。いっしょに材料を調べて、紙が何でできているのか突き止めてみましょう。
やり方は簡単です。お皿にお水と食器洗剤を入れて、小さくカットした調べたい紙を入れます。紙がふやけたら、水だけのお皿に移して、きれいに洗剤を洗い、歯ブラシで紙をこすりましょう。紙がバラバラになったら、細かくなったものを良く調べてみましょう。
画用紙や新聞紙、雑誌、トイレットペーパー、和紙などいろんな紙を用意して比較すると面白いですよ。バラバラにしたものは、ノートなどに張り付けて、比較できるようにするといいでしょう。親子で紙の原材料が何かを調べて、まとめるとより良い研究結果になりますよ。
詳しい方法はコチラ:https://www.honda.co.jp/kids/jiyuu-kenkyu/middle/07/
【自由研究】科学実験!紙が水の中でばらばらになるか調べよう!【科学でワオ!365】
1日で終わる!おすすめ3年生自由研究テーマ3選 その2:フレッシュチーズをつくろう
火を使うので、必ず親子で行うようにしましょう。簡単に作れて、美味しくて楽しい実験なので、とってもおすすめですよ!普段のママの料理にもプラスできます!できたフレッシュチーズはサラダやピザのトッピングに最適ですよ。そのまま食べる場合は、はちみつをかけたり、塩を混ぜるとよりおいしいですよ。
やり方は、鍋に牛乳100mlを入れて、小さな泡が出るまで温めたら、火を止めてから、レモン汁を小さじ1を入れて、木べらなどでゆっくりと混ぜましょう。塊が浮いて来たら、ボールやコップにコーヒーフィルターを載せて、ゆっくりとろ過します。熱が取れたら、ぎゅっと絞って、フレッシュチーズの出来上がりです。レモン汁のかわりにお酢を使ってみたり、生クリームや豆乳を使ってみましょう。どんな変化が出るのか比較すると面白いですよ。
実験する際は、一つ一つの過程を写真に撮っておくと、後でまとめやすくなりますよ。ちなみに、チーズ作りでできる液体は、ホエーと言って、体に良いものなので、シチューやカレーに使用したり、カルピスで割ってみましょう。
詳しい方法はコチラ:https://www.honda.co.jp/kids/jiyuu-kenkyu/middle/09/
簡単フレッシュチーズのつくり方(fromage frais)
1日で終わる!おすすめ3年生自由研究テーマ3選 その3:太陽風車
太陽の熱と黒い色の性質を利用して、密封した空間で風を起こす実験です。黒い紙を使うことで、太陽の熱を吸収して、周りの空気を温めることができます。暖かい空気は軽いので、上昇させることができます。しかし、上の空気は冷たいので、上った空気は冷えて、また下に戻ります。これを繰り返すことで風が起こって、風車を回せるのです。
仕組みを理解するのは難しいですが、科学の不思議に触れることができるので、とっても良い自由研究になると思います。
コンビニのお弁当のふた、ねんど、シャープペンの芯、透明なガラスのコップ、お皿、セロハンテープ、ボールペン、はさみ、油性ペン、定規を揃えます。台に使う工作紙をカットして、プラスチックを使って、風車の羽を作ります。シャープペンの芯をとがらせて、ねんどにさして、台をかぶせて、芯の先に風車を載せたら、ガラスのコップをかぶせて、太陽光を当てます。時間をかけると、風車がゆっくりと回り出しますよ。
台の色の黒だけじゃなく、白や黄色や青、グレーなどで調べてみましょう。
学研キッズネット自由研究プロジェクト【ふしぎな太陽風車実験】
最後に
工作系のものは、材料さえ揃えば1日で作ってしまうことができます。段取りよく記録していけば、まとめるのも時間はかからないでしょう。
また、工作物であれば、そのまま提出もできるので、まとめる内容が少なくても問題ないでしょう。ぜひ、親子で楽しい実験を行ってくださいね。