夏と言えば様々な楽しみ方がありますが、特に男の子が好きな遊びは昆虫採集ですよね!よく大きさや力比べしたりするのを見たものです。今は店頭でも買える時代になりましたが、やっぱり自分で捕まえたときの嬉しさは大人になっても覚えているものですよね。
その中でも大きな「ヒラタクワガタ」は子どもたちの憧れですね。なんと日本だと70mmくらいの大物もいるのです!
とは言っても、ヒラタクワガタはどこにいるものでもないだろうし、トラップの作り方ややり方も知らないし・・・という方も多いと思います。
今回はそういった方や今年の採集場所を探している方に向けて、ヒラタクワガタ採集のための情報やトラップの作り方、そして大切な採集場所をご紹介していきます!
ヒラタクワガタ採集に行こう!ヒラタクワガタのベストな採集時期や時間帯は?仕掛けはどこに・いつに?
ヒラタクワガタとはどんなクワガタ?
ヒラタクワガタはアジアの熱帯地域が原産とされるクワガタで、日本国内のイキヒラタクワガタで80mm以上、海外では100mmを超え最大級なんです!
ヒラクワガタのオスとメスの違いは?
ヒラワガタのオスとメスは大きな顎の違いで分かりやすいですが、「コクワガタ」とは比べるとよく似ていて、特にメスは難しい!そこで比較する方法を紹介します。
まずヒラタクワガタとコクワガタの「オス」の違いは顎の内側を見ると分かりやすいです。
・「ヒラタクワガタ」のオスは「顎の内側の歯が真ん中より下で、ギザギザがある」のが特徴
・「コクワガタ」のオスは「顎の内側の歯が真ん中より上で、ギザギザがない」のが特徴
続いてメスの見分け方ですが、
・「ヒラタクワガタ」のメスは「光沢があり、前足が弓なりで太くなっている」のが特徴。
・「コクワガタ」のメスは「光沢がほとんど無く、前足も直線的」。
特にメスは難しいので、詳しい人に聞いてみたほうが間違いないかも知れません。
(動画)昆虫採集ヒラタクワガタとコクワガタの簡単な見分けかた!
クワガタの採集時期は?
ヒラタクワガタは暖かくて湿度の高い場所が好きなので、時期はだいたい5月から10月だと言われています。
どんなところに生息している?
他のクワガタやカブトムシと同じでクヌギやコナラなどの樹液をエサにしています。
また湿度のある所を好むというのがヒラタクワガタ採集のポイント。川辺のヤナギの木から出る樹液もエサになります。
ヒラタクワガタは怖がりなので、樹皮がはがれて木のなかが腐るなどして隙間が開いてできた「木の洞(きのうろ)」に隠れていることが多いです。
採集する時間帯は?
ヒラタクワガタは夜行性なので「早朝、日が昇る頃」と「夕方、日が沈んでから」の薄暗い時間帯がおススメです。
おススメの仕掛けは?仕掛けを置く場所、時間帯は?
おススメは「バナナトラップ」や「パイナップルトラップ」です。
捕獲率を上げるなら虫を誘き寄せる強烈な匂いが必要なので、果物をアルコールで発酵させましょう!
焼酎に果物を漬け込んだものを、夏の暑い外気温があたる場所へ置いて、1日から2日間発酵させたものを使用します。発酵によって生じるアルコールやお酢の匂いが効果的なのです。
ただ、耐えがたいほどの強烈な悪臭とガスが発生します。臭いが取れなくなってしまったり、ガスで容器が破裂する恐れも。お子さんだけでトラップを作るのは、やめたほうがいいですね。
トラップを作ったら、虫たちが集まりそうな木にくくりつけます。雨が降った後は樹液が少なくなるので、虫たちが樹液を求めて移動する可能性が高くなります。そんな時が仕掛けるタイミングに適していますよ。
東京のおすすめヒラタクワガタ採集スポット3選 その1:砧公園(きぬたこうえん)
砧公園は、広大な敷地にある複合施設です。50mの温水プールやサイクリングコース、テニスコートに、グランド、美術館などがあります。全てを合わせると、ディズニーランドくらいの広さがあるんじゃないでしょうか。
そんな砧公園には、樹齢が30年以上を超えるクヌギの木々が並ぶ広大な森があります。そのため、樹液が出ているクヌギの木さえ見つけられれば、クワガタ採取も可能です。
東京のおすすめヒラタクワガタ採集スポット3選 その2:玉川上水緑道(平和橋~どんどん橋)
玉川上水駅を出てずっと樹々のある方に向かって歩くと、見つけられる散歩道には、クヌギの木が混じっています。なので、運が良ければ、カブトムシやクワガタを採取できるようです。ただ、散歩道ということで、知名度も高いので、樹液が出ているスポットを見つけたら、競争になると思います。
ただ、この散歩道は福生市の平和橋から三鷹市の旧牟礼橋(どんどん橋)までと約24㎞あるので、採取できそうなスポットを探すのも一苦労だと思います。
クワガタだけじゃなく、カブトムシも採取できますよ。クワガタはコクワガタやノコギリクワガタが生息しているようです。散歩道から外れる際は、足場に十分に注意してくださいね。
東京のおすすめヒラタクワガタ採集スポット3選 その3:等々力渓谷
都内のオアシスとも呼ばれる自然豊かなスポットです。最近はメディアでも紹介されており、とても有名ですよね。23区内にあり、東急大井町線の等々力駅から数分の距離にある自然スポットなので、アクセスしやすいです。
カブトムシの目撃情報が多数寄せられているスポットですが、クワガタの目撃情報もちらほらあるので、クワガタ採取でも大丈夫だと思います。
早朝や夜は足場が悪い場所もあるので、気を付けてくださいね。
コクワガタの目撃情報が多いですね。ただ、最近は採取スポットとしてあまりにも有名になりすぎて、なかなか見つけられないという情報も多数見かけるので、クワガタに出会えるかは運次第のようです。
大人気!ヒラタクワガタを探してみよう!
ヒラタクワガタの採集方法、東京編いかがでしたか?今までの内容をまとめます。
①アジアの熱帯地域が原産で日本にも70mmもの大物がいる。
②オスは顎の内側の歯が真ん中より下で、ギザギザがある
③メスは光沢があり、前足が弓なりで太くなっている
④採集時期は5月から10月の薄暗い時間帯
⑤仕掛けはアルコールを発酵させたバナナなどのトラップ
⑥東京は「砧公園」「玉川上水緑道」「等々力渓谷」がおススメ!
ネット上で「ヒラタクワガタが採れる場所」を検索してもWEBやテレビ、メディアや媒体では具体的な場所は教えてくれないのです。それだけ人気なのですよね。そして生態系を守るという意味もあるのだと思います。
でも新たな採集の地を探すのも秘密基地を探すみたいで楽しいですよ!ぜひ、大物のヒラタクワガタを探してみてくださいね!ヒーローになるのは間違いなしです!