中学生になっても、読書感想文は夏休みの宿題の定番ですよね。普段から本を読んでいると言う人でも、なかなか感想文がうまくかけないことがあるでしょう。感想文を書く際には、コツを掴んで、順序を立てて、感想文の全体の構成をしっかりと決めてから書くとうまく書けるんですよ!
中学生の読書感想文対策!その1:本の選び方は?
本を選ぶ際には、まず紙媒体であることが大前提です。最近は電子書籍も多いですが、コンクールに応募できるのは、紙媒体のみです。さらに、教科書に載っている本でも良いですが、教科書には一部分しか載っていないので、きちんと出版されている原作を探して、最後まで読んだ上で応募するようにしましょう。
また、コンクールでは、雑誌や付録の別冊、パンフレットや日本語以外で書かれた図書や課題図書、教科書、副読本、読書会用テキストに関しては応募要項から除外されています。
なので、漫画や写真集、図鑑、辞典がNGには該当されていません。ですが、これらを読んで、感想を書くのは難しいと思います。
ちなみに、小学校高学年が小学校低学年の指定図書を選んでも何ら問題なく、応募できます。中学生が他の学年の本を選んでもOKです。普段本を読まない人は無理をせずに、自分が読み切れるレベルの本を選ぶようにしましょう。大事なのは、自分で最後まで読んで、感想を書くことです!
中学生の読書感想文対策!その2:覚えておきたい!読書感想文の構成の基本とは?
読書感想文に盛り込む内容として大切なのは、本の大枠のあらすじと作者の紹介、その本を選んだきっかけや理由、主人公の紹介、本編の中で驚いたことや面白かったこと、怖いと思ったことなど心に残ったことを書く、主人公の行動に対して自分はどう思ったのか、自分と比べて、主人公はどうだったか、その本から何を学んだのかなどを折り込むといいでしょう。
書き出し、3つのブロック、まとめの順に書くとしっかりとまとまった感想文になると思います。
3つのブロックには印象に残っている箇所を細かく書く必要があるので、本を読んでいる際に、驚いたことや面白かったこと、こわかったことや理解できなかったことなどを、付箋を使ってメモしておきましょう。そうすることで、後で簡単に整理して感想文を書くことができます。
読書感想文の書き方
中学生の読書感想文対策!その3:書き出しが書けない!の解決方法とは?
タイトルは、「○○と言う本を読んで」のようなスタイルはやめたほうがいいでしょう。タイトルは本のタイトル同様、感想文を読みたくなるようなひねりが必要です。悩んだ場合は、感想文を書いた後で、感想文の内容に合ったタイトルを考えてみましょう。
書き出しには、まずは本の大枠のあらすじと作者の紹介、その本を選んだきっかけや理由、主人公の紹介を書くようにしましょう。
あらすじは長くなりがちですが、一文や二文でまとめるようにしましょう。長々と書いてしまっては本の紹介になってしまって、感想文ではなくなってしまいます。本の作者については、本のカバーなどに紹介分が乗っているでしょうから、そこから抜粋してかまいません。
中学生の読書感想文対策!その4:終わりよければすべてよし!まとめ方とは?
感想文のまとめは難しいものですが、主人公の行動に対して自分はどう思ったのか、自分と比べて主人公はどうだったか、その本から何を学んだのかなどを書ければよいと思います。
特に大事なのが、最後に書いた何を学んだかです。どんな本でも、必ず作者が伝えたいメッセージがあります。それを読破後に読者がストレートに受け取れるかどうかで本の良し悪しが決まると言っても過言ではありません。何を学んだのか書くと言うことは、作者のメッセージを考察するのと同じことなので、必ずまとめに織り込むようにしましょう。
読書感想文の書き方<<中学生・小学生向け>>
最後に
感想文とは言え、中学生になると、自分のこれまでの経験や考え方を作品内の登場人物と重ねて比較して考えることが大切になります。
さらに、本を読んでどんなことを学んだのか、本を読んだ後でどのように考えるようになったのかなどを折り込むと、素晴らしい感想文になりますよ!