夏休みでも運動部に所属していれば、ほとんど休みなく練習や試合が入っています。
しかし夏休みだと給食や購買がやっていないので、お弁当を持たせているけれど、「夏バテで食欲が落ちているし、気温も高く傷みも気になる…」と気を付けてあげなければいけないポイントがたくさん。
そこで今回は、体育会系の部活をしている子供をお持ちのママに調査!
実際に夏休みに持たせていたおすすめの部活弁当を紹介しています。
栄養面、食べやすさなどたくさんの愛情が詰まったアイデアが盛りだくさんです。
暑さで腐ってしまわないように工夫!
育ち盛りの子供にとっては、おまけのおやつも嬉しいでしょうね。
暑さで腐ってしまうのが一番怖いので、梅干し入りのおにぎり数個と、しっかり火の通した唐揚げや豚の生姜焼きを入れていました。
水分の出る食材は傷みの原因になるので入れないように、保冷剤代わりに凍らせた果物ゼリーを保冷バッグに。
同じメニューばかりだと飽きるので、たまに保冷バッグにドーナツやカロリーメイトを忍ばせています。
プチトマトや茹でブロッコリーはそのまま入れられるので、彩りによく使っていました。
他の子はゆで卵を持ってきたり、保冷剤付きのお弁当の子は普段と変わらず、肉野菜炒めや市販のハンバーグやミートボールなども入っていたそうです。
うちはハムやソーセージを入れる時もしっかり加熱してからです。
(中1柔道部男子のママから投稿をいただきました!)
冷たいお蕎麦で食がすすみます!
1口ずつかまぼこで仕切れば、食べやすく彩りにもなりますね。
バドミントンは室内で閉めきってやるので、夏場は相当暑く、食欲が落ちる時も。
そんな時は冷たいお蕎麦です。
茹でた麺を1口大に丸めてタッパーに並べ、つゆは小さいスープマグに氷と一緒に入れます。
こうすることで食べる時までつゆがキンキンに冷えています。
具には冷凍のオクラや刻み海苔。
女子なので、匂いの気になるネギはNG。
麺は小分けにしてありますが、念のためかまぼこやカニカマで仕切ると、とりやすさも彩りもアップします。
青じそを仕切りにしてもいいかもしれません。
本人的には蕎麦だけでいいようですが、おかずに唐揚げやウインナー、卵焼きを少し持たせています。
保冷剤は水滴がつかないようにハンカチでくるんで付けています。
冷めたご飯よりも、冷たくてチュルチュル食べれる麺弁当は、他の子からも人気のようです。
(中1バドミントン部女子のママから投稿をいただきました!)
保冷容器を活用してそうめんやうどん!
麺も良いですが、やっぱり男の子には焼肉丼のようながっつり系も人気です!
暑さで食欲がなくなり、普通のお弁当だとどうしても食べ残しが増えてしまうので、夏バテにならないよう食べやすいものを工夫しています。
茹でたそうめんやうどんをタッパーなど大きめの容器に小分けに丸めて入れます。
小さな保冷ボトルに麺つゆと氷を入れます。
食べる時に自分で適量かければ、麺もほぐれて便利です。
冷やし中華も好評で良く持たせますが、スープは別にして持たせた方がふやけず美味しいです。
冷やし中華には、細切りの卵、キュウリなどを麺と混ぜておきます。
ご飯を持たせる時は、一度皿に盛って冷ましてからお弁当箱に詰めます。
おかずもしっかり冷ますか、自然解凍の冷凍食品をそのまま入れます。
おかずは豚肉とピーマン、玉ねぎなどを炒め、焼肉のタレで味付け、ご飯が隠れる程たくさん乗せて焼肉丼の様にすると喜びます。
フルーツの缶詰を凍らせたものを小さい容器に入れて持たせると、お昼にはいい感じに溶けて冷たいデザートになっています。
(中3サッカー部男子のママ投稿をいただきました!)
便利、解凍不要な冷凍食品!
体が資本の運動部、ママは夏でもペロッと食べられるメニューを日々研究しています。
解凍不要の冷凍食品は、霜を落としてお弁当箱にポン。
冷凍食品で時短した分をデコ弁作成に当てます。
ウインナーや海老フライなどで動物を作ったり、可愛らしくすると、食欲が落ちている時でも食べてくれます。
さっぱり系の和惣菜(ひじき、切り干し大根)なども食べてくれますし、たまに卵焼きに具として入れたり、卵焼きをハートやお花の形にするのもおすすめ。
ご飯は、酢飯の方が食べやすいようなので、すぐ作れる稲荷寿司や真ん中に卵を入れた海苔巻きを持たせます。
海苔無し梅干し入りの塩むすびも好評でした。
ただ夏もピークになるとほとんど食べなくなり、緊張もあるのか大会の日は全く食べません。
そんな時は冷たい麺類を持たせます。
それでもだめな時には、果物たっぷりのゼリーなら食べられるようで、色々持たせてゼリーだけなくなって帰ってきたこともあります。
(中3バレーボール部女子のママから投稿をいただきました!)
キャラ弁なんかよりも中身重視!
女子にはフルーツやゼリーなどのデザートになるものは鉄板メニューです。
パパが会社のバスケ部に入っていた影響で、小学生の頃からバスケのクラブに参加していました。
その頃は試合などには出られませんが練習には参加していたので、お弁当は持たせていました。
小1なのでキャラ弁がいいかと悩みましたが、見た目よりも栄養面を考えバランスの良いお弁当にしました。
スパムを卵でとじたもの、ブロッコリーなどあまり手がかからず、かつお腹いっぱいになれるおかずを入れていました。
冷凍食品も使ったりしましたが、お弁当とは別に容器にフルーツを入れたものが一番喜んでくれます。
(中1バスケ部女子のママから投稿をいただきました!)
自家製冷凍食品を入れています!
夕飯から取り分けた自家製冷食なら、朝ラクチン、節約にもなりますね。
最近の夏は猛暑の日が多く、気になるのはお弁当が傷まないか。
テニスの試合の時は、カバンを屋外に置くこともあるので、お弁当はかなり高温になってしまいます。
もちろん保冷剤は入れていますが、それでも心配です。
うちでは自家製の冷凍食品を作り、凍ったままお弁当に詰めることで保冷剤代わりにしています。
私は朝早起きが苦手なので、朝から何品も調理できません。
夕飯から少しずつアルミカップに取り分けて冷凍し、そのまま詰めるだけにしています。
そのためお弁当作りは10分程でできちゃいます。
卵焼き、きんぴら、ほうれん草の胡麻和え、ちくわとピーマンの炒め物などすべて冷凍したものなので、猛暑の中でもゆっくり溶けて、昼には食べごろになっています。
冷凍しているものをお弁当にしていると子供には教えていませんが、美味しいと言ってくれます。
(中2バスケ部女子のママから投稿をいただきました!)
一つは夕飯の残りものを入れる!
最近の冷凍食品は、自然解凍できて、しかも美味しいのでお弁当作りには欠かせませんね。
朝は時間が無く、すべて「1から手作り」はしんどいので、前日の夕飯をお弁当用に取っておきます。
それだけでは足りないので、市販の冷食で凍ったまま入れられる自然解凍のものも活用します。
野菜は安い時にブロッコリーなどをまとめ買いして、茹でてカップに1回分ずつ分けて冷凍しておきます。
それが無い時は、総菜を買います。
お弁当は2段で、1つはごはんをぎっしり詰めてふりかけをかけて、もう1段はおかずを詰めます。
揚げ物や豚肉にチーズを挟んで焼いたものは、お気に入りなので良く入れます。
卵焼きは前の晩に焼いて置き、そのほかに副菜も2品入れます。
お弁当だけでは足りないようで、塩むすびや菓子パンを追加で持たせたりもします。
(高1テニス部男子のママから投稿いただきました!)
とにかくたっぷり!深めのお弁当箱で丼弁当!
味濃いめのお肉でご飯が進みそうですね。
部活の時はすごくお腹がすくので、ネット通販で深めのお弁当を購入し、白いご飯に焼いたお肉を乗せた焼肉弁当が人気でした。
夏場は汗もたくさんかくので、味は濃いめで。
ご飯を2層にして、間に焼肉や野菜を入れてみたり、味に飽きないように、塩だれ、照り焼き、ケチャップ、カレーなど変化を持たせます。
お肉の種類や唐揚げにすることもあります。
副菜は、隔週の週末に何種類かまとめて作って冷凍すれば朝はチンして詰めるだけです。
お弁当はおかずを作り終わっても、いざ詰める時に良い感じにいっぱいにならないこともあるので、このやり方ならご飯の上に「ドンッ」と乗せるだけなので手間になりません。
お弁当の袋に保冷剤代わりに凍らせたパウチタイプのスポドリを入れて完成です。
(中1サッカー部男子のママから投稿いただきました!)
お手軽自家製冷凍食品を使って!
大変なお弁当作りですが、やっぱり子供達の体のため、笑顔のために工夫してお弁当作りされています。
夏休みの部活弁当作りで一番気を付けているのは、やはり食中毒です。
ランチバッグには必ず保冷剤を入れます。
子供達の健康を考えて、うちでは市販の冷凍食品は使わないように心がけています。
しかし毎日お弁当をすべて手作りするのは仕事をしている身では負担が大きいです。
そこで我が家は夕食を少し多めに作り、自家製の冷凍食品としてストックしてあります。
100均にある蓋つきの小分けタッパーで冷凍して、お弁当に詰める前にレンジで解凍します。
そのほかにスタミナを付けてほしいので、焼肉をサンチュやサニーレタスで巻いたものを作ります。
肉とレタスの間にチューブの梅を塗るのも、好評でした。
お弁当作りは親の負担が増えますが、大切な子供の口にするものなので、旬の野菜や果物をたくさん入れてあげたいと思います。
子供達がお弁当を開けた時に笑顔になるようなお弁当作りを心掛けています。
(中学1年と2年、ハンドボール部女子のママから投稿をいただきました!)
夏は傷みにくさと食べやすさを優先!
具だくさんのホットドッグは食べ応えもあって、大人用のお弁当にも良さそうですね。
夏休みの部活弁当は暑さで傷むのが心配。
そのため野菜はお弁当には入れず、朝食や夕食で補うようにしています。
お弁当には主食とおかずを一緒に食べられる、ボリューミーなサンドイッチやホットドッグ、おにぎりが食べやすいようで、リクエストされることが多かったです。
ホットドック2~3個で、それぞれ違う具を挟んだものが、量的にはちょうどよかったみたいです。
ウインナー以外には、鶏肉を甘辛く味付けした焼き鳥風、ひき肉と野菜のドライカレー、ゆで卵とツナをマヨネーズで和えたもの、ジャガイモをマッシュし、枝豆と明太子パスタの素とマヨネーズで和えたポテサラなどを挟んでいました。
ナポリタンや焼きそばなどの麺も挟んだりして、保冷剤代わりに冷凍したゼリーを添えていました。
凍らしたフルーツやゼリーをデザートと保冷剤代わりとして添えていました。
(スイミング教室に通う小4男子のママから投稿いただきました!)
満腹感が得られるおにぎり弁当!
たまにお弁当がお稲荷さんだとテンション上がりますよね。
バスケ部で体育館でも外でもよく走り、汗をかき、疲労度も高い部活なので、お弁当は手軽に食べられる「おにぎり弁当」を好むようです。
おにぎりは、ギュッと握ってあるので大きさの割にご飯をしっかり食べられ、満腹感もあります。
部活のある日はおにぎりを3個持たせます。
おにぎりの具は、その日家にある梅干し、鮭、肉そぼろなどを入れ、海苔を巻きます。
具が無い日はふりかけを混ぜます。
たまに稲荷寿司にして上にゴマをかけると喜びます。
おかずは全体的な彩りを考え、赤のミニトマトやウインナー、緑のレタス、黄色の卵焼きはレギュラーでたいてい入れています。
唐揚げや肉団子など食べやすいおかずも入れる時があります。
食後の果物として、リンゴやオレンジなども2切れ程添えます。
お弁当はたいてい全部食べてありますが、「普通の白ご飯におかず」の日は、残してくることが多いので、おにぎり弁当にしています。
友達と集まって話しながら食べるのに、おにぎりの方が食べやすいのかもしれません。
(中3バスケ部男子のママから投稿をいただきました!)
冷凍食品と保冷剤で暑さ対策!
お米と梅干しを一緒に炊けば酸味も抑えられて、梅干し嫌いな子でも食べられそうですね。
小学生の時に比べ中学生になってから沢山食べるようになりました。
全部手作りではなく、きんぴらごぼう、ほうれん草やブロッコリーの和え物など副菜系は冷食も使っています。
最近の冷食は味も彩りも良く、保冷剤代わりにもなるので重宝しています。
主食、肉、卵については、子供の希望で手作りにしています。
主食はほとんどおにぎりを持たせます。
梅干しを入れた状態でご飯を炊き、炊き上がったらご飯と梅干しを混ぜます。
子供は梅干しがあまり好きではないですが、この方法なら比較的食べてくれます。
梅干しの殺菌効果も期待しています。
子供の希望でミニトマトは毎日入れています。
運動した後に甘酸っぱいミニトマトが美味しいようです。
汗をたくさん書くので、マヨネーズだけでなく、アルミホイルに包んで塩も入れています。
(中1バドミントン部女子のママから投稿をいただきました!)
酢飯でさっぱりちらし寿司!
ちらし寿司は目にも華やかですが、色々な具材を入れられるので、栄養面でも抜群です。
夏の体育館はとても暑く、お弁当が腐りやすいです。
部活動で熱い中動くのでバテて食欲も失いがちです。
そこで考えたのがちらし寿司です。
酢飯にすることで、酢に含まれるクエン酸で疲労回復、さっぱりとした味で食欲回復をはかりました。
ご飯を炊く時に少量の酢と塩で下味をつけておき、炊き上がったらすし酢を加えます。
白ごまと乾燥ちりめんじゃこをそのまま混ぜることで、余計な水分を吸わせ、かつちりめんも良い感じの柔らかさになります。
具は海老、カニカマ、錦糸卵、枝豆を、綺麗な配色になるように散らします。
塩分補給と腐敗防止を兼ねて、具にも事前にしっかりと酢と塩で味付けをしました。
お弁当を開けて見た目が華やかで喜んでいて、かつ味もさっぱりとして部活の疲れが取れたようです。
(中2バレーボール部女子のママから投稿をいただきました!)
安い日にとにかく買いだめ!
身体作りの一環で食事の管理もされる部活も多いですから、指定された食品でお弁当作りは苦労しますね。
息子の学校の部活は、お弁当や日々の食事の内容も、ご飯、野菜、たんぱく質と指定されています。
例えば、お弁当でも鶏ササミ、ブロッコリー、おにぎりだけで充分と言われています。
同じものだけでは可哀想なので、せめて味は変えてあげようと思い、焼肉のタレ、ネギ塩、レモンペッパー、カレーとバリエーションを付けていました。
この食生活のおかげでだいぶ体が引き締まり、体重6キロ減、体脂肪率19%まで落とすことができました。
このままいけばムキムキになりそうです。
ササミは安い日に買いだめしておき、日々味を変えながらお弁当に詰めています。
後は鮭や梅を入れた大きいおにぎりを2つ持たせています。
(中1野球部男子のママから投稿をいただきました!)
お弁当でもくっつかずにお蕎麦が食べられる!
大好きなお蕎麦をお弁当にも食べられて、楽しいランチタイムになりそうです。
蕎麦好きの息子に、「お弁当でもお蕎麦を食べたい」とリクエストされました。
夏の暑い中、サッカーの試合は屋外で行われるので、暑さでバテ気味の時でも食べやすい、冷たいお蕎麦を持たせることにしました。
茹でた蕎麦を1すくい毎に、箸でクルクル巻きお弁当に並べます。
こうすることで食べる時にほぐれやすいです。
薬味として海苔とネギを端に入れました。
つゆは一度加熱した麺つゆと水をサーモスのスープポットに入れ、1晩冷蔵庫に入れます。
サーモスなら、昼まで冷たいつゆで食べられます。
添えておいた薬味はポットに入れながら食べたようです。
冬には豚肉で出汁をとった温かいつゆに変えて持たせています。
(中2サッカー部男子のママから投稿をいただきました!)
まとめ
他の季節だと、「白ご飯とおかず」のお弁当を食べてくれても、食欲が落ち、暑さで疲れもたまる夏場は、なかなか食が進みません。
さっぱり食べられる冷たい麺弁当や、パクパク食べられるおにぎり、ご飯が進む焼肉丼。
かつ暑さで傷まないように保冷剤+自然解凍の冷凍食品など…。
体力を使う部活と暑い夏に負けないようにママたちは工夫していました。
外の運動部はもちろん、夏場体育館や部室に空調がついていない学校もあるので、十分に暑さ対策をして持たせてあげましょう。