夏休み中でも部活をやっている生徒はほとんど休みなく学校に通います。
運動部ではありませんが、吹奏楽部やブラスバンドに入っている子は、楽器の演奏に運動部並みに体力を使います。
この記事では、実際に吹奏楽やブラスバンド部に所属しているお子さんをお持ちのママに、夏休みにどんなお弁当を持たせていたか調査しました。
部活弁当を作る際に気を付けるポイントや、夏ならではの季節感のあるものまで、お弁当作りの参考にしてみてください!
楽器ににおいがうつらないレシピ!
年頃の女の子の食事は、ダイエットに匂いに、気を付けるポイントがたくさんですね…。
夏バテしないよう、吹奏楽部で活動量もあるからと、ボリューム満点にしたいところですが、思春期の女の子だとそうはいきません。
かといって、少なすぎると運動部並みの練習についていけません。
夏休み中のお弁当は、冬に使っているスープジャーを活用して、そうめん、蕎麦、冷やし中華、うどんなどの麺類に頼っていました。
楽器に匂いがつくのは困るので、ネギ類は入れないように。
代わりに薬味のみょうが、大葉、生姜、旬の野菜はたっぷり入れました。
タンパク質も摂らせたいので、自家製サラダチキンも入れていました。
前日の夜に鶏肉にフォークなどで穴をあけ、塩、砂糖、酒を袋の中で揉みこんでおきます。
朝起きて茹でて、他の家事や準備をしているうちに良い感じに出来上がります。
サラダチキン入りの麺は盛り付けにも気を遣っていたからか、娘も大満足。
友達にも羨ましがられたと言っていました。
昔私も吹奏楽部で、母に結構無茶な要望をしていたなあ…と、今になって思い出しています。
(中2女の子のママから投稿をいただきました!)
しっかり冷やしてお弁当箱に詰める!
部活弁当はどんな環境に置いておくか分かりませんから、しっかり冷やして雑菌の繁殖を抑えましょう。
夏場に一番心配なのは、暑さでお弁当が傷むことです。
温かいものをそのまま入れないというのは常識だと思いますが、作ってから6時間くらい経ってから食べるので、私は徹底的に冷やします。
出来立てを冷えるのを待つと時間がかかるので、皿やお弁当の下に大きめの保冷剤を敷き、その上でしっかりと冷まします。
上の子(高校生)の分も作るので、買い物で保冷剤がついてきた時は必ずとっておくようにしています。
ホカホカご飯は、平らなお皿に広げ、さらに保冷剤を敷くなどして、徹底的に冷ましてから詰めます。
冷凍食品も活用しますが、レンチンした後にこれも冷やします。
前の晩のおかずの残りも入れたいところですが、夏場は傷むのが怖くて入れません。
練習自体は冷房の効いた音楽室でしますが、お弁当を入れた荷物は冷房のない物置のようなところに置いているそうです。
お弁当も保冷バッグに何個も保冷剤を入れていますが、食べる頃には冷えすぎているということはないようです。
うちの子供はお腹が弱いので、傷まないこと優先でお弁当作りをしています。
(中2女の子のママから投稿いただきました!)
気どらずに手づかみでパクッと食べられるおにぎり・おにぎらずが主流!
女の子のお弁当は友達同士で集まって食べる時、味より見た目を重視されることが多いです。
しかし、見た目重視のお弁当箱は、作る時面倒な場合があります。
我が家では、見た目良く手軽に作れるおにぎりやおにぎらずを入れ、お弁当箱をオシャレなものにしたり、おにぎりの中身やラッピングを工夫しています。
食べ盛りの子供が好きな唐揚げや焼肉を具にして、マヨネーズをプラスしてジャンクな感じにしたり。
最近流行の「悪魔の…」をまねて、麺つゆ、天かす、ゴマ、青のりを混ぜ込んだものも好評でした。
おにぎらずの場合も断面が綺麗に見えるように、野菜と一緒にスタミナの付きそうな焼肉などを挟んでいます。
ラッピングは無地のクッキングシートを使うこともありますが、100均の英字やキャラがプリントされたお弁当用シートで包むだけで、オシャレなカフェのような見た目になります。
おにぎりだけでは中学生女子にしては、ちょっと女子力が足りないので、可愛い小さめのタッパーに旬の果物やスイーツを入れて、友達同士で交換できるように入れています。
(中1女の子のママから投稿をいただきました!)
スープジャーで冷たい麺弁当!
ママの試行錯誤の末、美味しいそうめん弁当が出来上がりました。
うちのお弁当には夏は冷たい麺、冬は暖かいスープと、年中スープジャーが大活躍です。
最近は異常な暑さなので、夏場のお弁当は傷まない工夫が大切。
スープジャーは冷たいものを冷たいまま持ち運べるので便利ですし、コツを掴めば美味しいランチを持たせてあげられます。
夏場はそうめんや冷やしうどんを良く持たせます。
前日の夜に麺つゆの半量を入れたスープジャーを冷凍庫に入れて凍らせておき、残りの麺つゆは翌朝入れます。
麺は少し柔らかめに茹で、ゴマ油かオリーブオイルを絡め、すりごまをかけ、お弁当に一口大ずつにまとめて入れます。
出来上がったら冷蔵庫にいれて、家を出る直前に持たせます。
このやり方になるまでは、色々失敗しましたが、今では夏の部活弁当はこのやり方で冷やし麺に落ち着きました。
(中3女の子のママから投稿をいただきました!)
手作り冷食を活用!
前日のおかずを入れないことで、「また同じ…」とならず、子供もいつも食べている味で安心するお弁当ですね。
前日の夕食を少し多めに作り、冷凍保存したものをストックしてあります。
前日の夕飯とかぶらないように、お弁当に凍ったまま入れています。
唐揚げ、エノキの豚肉巻き、白身魚のフライ、パスタ系が今まで好評でした。
家族分の夕食を分けた後に、お弁当用のカップに入れて冷凍しておきます。
最初は大変と思うかもしれません。
でも1週間くらいストックがたまると朝には詰めるだけですし、凍ったまま入れることで、保冷剤代わりになります。
食べる頃にはちょうど解凍されています。
既製品よりも安上がりですし、普段食べなれている家の味で子供も好きな味付けになっています。
手作りで愛情たっぷりなうえに、残りのスペースを考えながら詰めるだけなので、親もラクチンです。
(中3女の子のママから投稿いただきました!)
まとめ
吹奏楽やブラスバンドは、文化系の部活ではありますが、活動量が多いのでお弁当のボリュームやバランスも大事になってきます。
しかし女子部員が多いので匂いや可愛さに気を付けて作る必要があります。
- 女子が多い部活は匂いや見た目にも気を付ける
- 冷凍食品を凍ったまま入れることで、保冷剤代わりになる
- 夏場傷まないように、しっかり冷やして詰める、保冷剤も付ける
- 作り置きや、冷凍食品で詰めるだけで親も程よく手抜きできる
子供にも喜んでもらえて、かつ作る親も苦にならない、そんな部活弁当を作れるように皆さん工夫しているようですね。