小学生の夏休みと言えば、毎朝早起きをして行っていたラジオ体操を思い出す方も多いと思います。
しかし自分の頃のラジオ体操と今のラジオ体操の事情はちょっと違うかもしれない、また子どもを見ていてもよく分からない……と感じている方も多いのではないでしょうか。
今回は夏休みに行うラジオ体操について、目的や効果、意味なども踏まえてラジオ体操の疑問にまとめてお答えしていきます!
夏休みの朝といえばラジオ体操!ラジオ体操の時間と効果・意味は?
毎朝行っていたラジオ体操の時間、ラジオから聞いて行う古くからの時間に合わせる場合は毎朝6時半からとなっています。しかし録音しておいてからラジオ体操を7時から行うという場所もあり、ラジオ体操を何時からやるかについてはそれぞれの地域事情もあります。
ラジオ体操はそもそも1928年からはじまりましたが日本ではじめてラジオ体操をはじめたのは千代田区の佐久間公園で、佐久間公園には「ラジオ体操発祥の地」という記念碑もあるんですよ。
子どもの頃は何も考えずにただ通っていたかもしれないラジオ体操、実は「授業がない夏休みでも、朝からしっかり体を動かして規則正しい生活をする」という理由があります。
夏休みにラジオ体操がないとどうしても遅くまで寝てしまったり、そのために夜更かしの生活になってしまったりしてしまう子ども達も、ラジオ体操があれば早寝するというのはありますよね。
またラジオ体操は3分10秒という短時間、そして簡単な動きでありながら「有酸素運動・筋トレ・ストレッチ・バランス運動」という、とても優れた全身運動なんです。
早寝早起きの習慣をつける、朝からきちんと体を動かす、そして全身運動を行う……ラジオ体操にはこのようなメリットがあり、子どもだけではなく一緒に行く大人にとっても嬉しい体操なんですね。
小学生のラジオ体操参加は義務なの?行かないとどうなる?
このようにメリットが多いラジオ体操、しかし近頃は「そもそもラジオ体操をしていない」「夏休みのほんの少しの期間だけ行って終わり」などという声もよく聞きます。
ラジオ体操はそもそも学校主導で行っているものではなく地域の子ども会が主導で行っているので、親の共働き事情や早朝からの騒音苦情によって、なかなかできなくなっているんですね。
ですからそれぞれの地域によって義務かどうかも違い、行かなくても基本的に大きなデメリットはありません。行けない場合もそのまま黙っておく、同じ町内の家に連絡を入れるなど、やっぱりそれぞれの地域によって事情は違います。
こどもの頃のラジオ体操は皆勤するとちょっとしたご褒美(筆者の記憶では文房具などでした)があったという方もいらっしゃるかもしれませんが、これもやはり子ども会次第なところはあります。
それぞれの地域によってルールも違いややこしいと考えてしまうかもしれませんが、基本的には学校や子ども会がルールや日程を決め連絡をしてくれるので大丈夫ですよ!
夏休みのラジオ体操カード、どこで入手できる?なくした場合は?
夏休みのラジオ体操といえば出席した場合にはんこをもらえる「ラジオ体操カード」を思い出す方もいらっしゃるかもしれませんね。
ラジオ体操カードは学校からもらってくる場合もありますし、もしもらえない場合は全国の郵便局、またかんぽ生命の支店で配布されています。
せっかくもらってきたのに無くしてしまったという場合もかんぽ生命のサイトからダウンロードが可能なので、うっかり無くしてしまった場合は次のかんぽ生命サイトをご確認くださいね!
かんぽ生命サイト:http://www.jp-life.japanpost.jp/aboutus/csr/radio/abt_csr_rdo_card.html
夏休みのラジオ体操は毎日やるの?土日は?期間は?
夏休みのラジオ体操、自分がこどもの頃はほぼ毎日やっていたという方もいらっしゃいますし、平日のみだった方もいらっしゃると思います。
ラジオ体操をラジオで聞きながら行う場合は毎朝6時半からですが、録音したラジオ体操を使う場合は時間も地域によってまちまちで、7時からのところもありますね。
毎日ラジオ体操を行うかどうか、土日に行うか、また冬休みや春休みにも行うかについてもやっぱりそれぞれの子ども会や地域によって違い、これと言ったルールはありません。
行っていない日にラジオ体操をしたい場合、6時半にラジオで聞きながら毎日自宅で行うのをルールにするなど、家庭の中で行うのもひとつの手かもしれませんね。
まとめ
ラジオ体操自体が両親の共働きによって負担が大きくあまり出来ない、また地域から騒音苦情が来るから出来ないなど、ちょっとやりにくい時代にはなってしまっています。
しかし朝からラジオ体操を行うことは早寝早起きの習慣はもちろん、健康面から見ても本当におすすめなんです。
もし地域にルールがない場合は家庭内のルールを作るなど、ラジオ体操を習慣にしていけるといいかもしれません。