小学生から中学生にかけては、夏休みの宿題として、読書感想文を出されるケースが多いでしょう。何度も欠かされるものですが、意外と詳しいルールを知らずに嫌々書いている人も多いでしょう。ルールを細かく知れば、今まで勝手に除外していたことができるかもしれませんよ?
夏休みの読書感想文、パクリはバレる!?
夏休みの読書感想文は、自分の言葉で自分が思ったことを素直に書けばそれでいいんです。正解も不正解も感想なのですから、ありません。
ですが、本を読まないことには感想は書けないので、普段から本を読む習慣がない人には面倒な宿題でしょう。感想文自体は、過去の受賞作品であれば、簡単にネット上で読むことができます。なので、手書きで提出しないといけませんが、丸写しもやろうと思えばできてしまいます。
ですが、過去作は誰もが目にするものなので、すぐにばれてしまいます。誰かの感想文をちょっと文章を変えて、書き換えたとしても、内容が同じであれば真似したと言われるだけでしょう。
本の一部分を引用する場合は、ページ数行数などを記載すれば感想文内に入れることができますが、それを多用して、ページ数を稼いでいると、それもばれて先生に怒られる可能性があるので、やめましょう。
本を読みたくない場合は、小学校低学年向けの本でも、絵本でも漫画でもいいんです。中学生だからと無理に難解な本を選ばすに自分のレベルにあった本を選んで、自分の言葉で感想文を書くようにしましょう。
読書感想文のNGポイント その1: こんな本を選ぶのはNG!
本を選ぶ際には、まず紙媒体であることが大前提です。最近は電子書籍も多いですが、コンクールに応募できるのは、紙媒体のみです。さらに、教科書に載っている本でも良いですが、教科書には一部分しか載っていないので、きちんと出版されている原作を探して、最後まで読んだ上で応募するようにしましょう。
また、コンクールでは、雑誌や付録の別冊、パンフレットや日本語以外で書かれた図書や課題図書、教科書、副読本、読書会用テキストに関しては応募要項から除外されています。
なので、漫画や写真集、図鑑、辞典がNGには該当されていません。ですが、これらを読んで、感想を書くのは難しいと思います。
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読書感想文のNGポイント その2: こんなタイトル、構成、書き出しはNG!
タイトルの付け方として、NGとまではいきませんが、あまりやらない方がいいのが、「本のタイトルについて」や「本のタイトルを読んで」などをチョイスすることです。できれば、タイトルは自分の感想文に合う内容にした方がいいでしょう。
書き出しとして、いきなり本の感想に入ってしまうとちょっと読む側はびっくりしてしまいます。一番いいのは、まずはなぜその本を選んだのかその本との出会いを書くことです。
構成としては、本との出会い、読んでいた時の感想、読み終わった時の感想を大雑把に書き、細かく本の感想を書き出して、展開させていくものです。最後にまとめがあるとなおいいですね。
<夏休みの宿題>小説家が教える読書感想文の書き方
読書感想文のNGポイント その3: 本編の書き方、まとめ方のNGは?
本の内容として、あらすじがページ数の半分を占めるような書き方はNGです。感想文はあくまで、読んだ感想を書くものなので、本の紹介をするわけではありません。自分がその本を読んで、どう感じたかを素直に書けばいいのです。本には必ず、伝えたいメッセージがあるものなので、それが何だったのか考察するのも大切です。その本を読んで、あなたが何を得たのか、何を学んだのかを書くようにしましょう。
感想文をまとめる際には、その本の作者の別の本を調べて、「○○と言う本があるらしいので、そちらも読んでみたい」と書いてしまいがちですが、感想文はあくまで読んだ本についての感想文なので、他の本のタイトルや内容に触れない方がいいでしょう。
読書感想文おすすめ本3選!王道の魅力と本選びのポイント
最後に
感想文は学年が上がるにつれて、指定図書は難しくなるし、感想文の原稿枚数は増えるし大変な宿題になりがちですが、せっかく本を一冊読むのですから、自分が純粋に楽しめるような本を選ぶといいでしょう。そうすれば、自然と楽しんで読めますし、感想だって書きやすくなりますよ!ぜひ、楽しんで宿題を完成させてくださいね。