普段多くの小学校では給食がありますが、夏休みの学童に預ける時はお弁当を持っていかなければいけません。
普段給食だと、子供がどんなお弁当だと喜ぶのか、さらに夏場だと気温が高く傷みやすいのもあって、作るメニューも悩んでしまいますよね。
今回は実際に夏休みの学童へお弁当を持たせていた先輩ママに、どんなお弁当を作っていたかアンケートを取ってみました。
レシピサイトが載っているものもあるので、ぜひお弁当作りの参考にしてみてください。
腹持ちを一番に!
沢山入れても残さず食べてくれると、作り甲斐があって嬉しいですよね。
夏休み中のお弁当で気を付けていることは、傷みにくいようにできるだけ加熱したものを入れることです。
デザート用の小さいタッパーにもおかずを詰め、保冷剤も付けました。
工夫した点は、腹持ち重視です。
お肉系のハンバーグ、ハム、エビフライなどと、必ず卵焼きとかまぼこを入れ、ぎっしりのごはんの上に鰹節と海苔を敷き詰めました。
多すぎれば残してくるか、と思っていましたが、思いがけず息子が毎日完食してきてくれるので、量がどんどんエスカレートして、揚げ物、炒め物、焼き物の肉料理をおかずの中心にしました。
少なくてひもじい思いをさせたくなかったのですが、毎回自分でも信じられない位の量を持たせていました。
野菜は本人が苦手なのと、細菌増殖の懸念があるためあまり持たせませんでした。
その代わり1合近くの米と、冷凍食品などは使わず、とにかく愛情たっぷりのボリューム満点のがっつり系、お腹にたまるお弁当を心がけていました。
いつも残さず食べてくれるので、戻ってきた空っぽのお弁当箱を見て、微笑ましい気持ちになっていました。
(小6男の子のママから投稿をいただきました!)
色どりはあざやかに!日曜にまとめて作って詰めるだけ弁当!
常備菜+味変で飽きにくくする工夫は、普段の食事作りにも応用できそうです。
常備おかずとして日曜の夜にまとめて何品か作っておき、平日の朝は詰めるだけにしておくと楽です。
例えば、コーン、ウインナー、玉ねぎ、ほうれん草など、家にある野菜を炒めてカレー粉で味付けします。
コーンは子供が大好きだし、お弁当の彩りも鮮やかになります。
何よりもカレー粉で味付けすることで、苦手な野菜も食べてくれます。
苦手な野菜を入れる時は、コーンと同じ位の大きさに切ることが、食べやすくするコツです。
他にもほうれん草の胡麻和え、サツマイモのレモン煮も作り置きにおすすめ。
トマトや卵焼き以外は、日曜の夜に作ったものを詰めています。
また、同じおかずに飽きてしまわないよう、マヨネーズやケチャップ、チーズを乗せて味の変化をつけるようにしています。
(小3女の子のママから投稿をいただきました!)
スープジャー活用で野菜たっぷりひんやりそうめん!
夏らしいそうめんをお弁当に…スープジャーは保温保冷機能があるから、お昼までひんやりと美味しいそうめんを楽しめますね!
夏は大人も子供もどうしても食欲がなくなってしまいます。
そんな時でも、息子はそうめんなら食べてくれるので、お弁当にも持たせてみようと思いました。
そうめんはしっかり水気を切り、ほぐれやすい様にオリーブオイルを絡ませて、1口大にお箸でクルクルまとめます。
めんつゆは冬に使っているスープジャーに入れます。
つゆを入れる前に冷蔵庫に入れてしっかりと冷やし、つゆと一緒に氷をたっぷり入れて持たせます。
そうめんは野菜不足になりがちなので、つゆには野菜を入れるように心がけました。
とはいえ、大人と違ってみょうがやネギは好まないので、トマトやキュウリ、オクラなどが多かったです。
そのほかにも海老で海鮮風にしたり、豚肉で冷しゃぶなどバリエーションを増やして飽きないように。
これを応用して、冷やし中華や冷やしうどんを持たせたりもしました。
具は飽きないようになるべく子供の好きなものを。
お湯を沸かすのには少し時間がかかるので、我が家では朝は電気ケトル出沸かしています。
本当は夏休み中は一緒にいてあげたいけれど、日中は両親共に仕事があるので、せめてお昼は好きなものを…と要望を聞いて作っています。
最初は食べるのに面倒臭いかな?と思ったのですが、子供は大喜び!
学童には手作りのお弁当を持ってくる子は少ないようで、友達や先生に褒められたと言って、嬉しそうに全部食べてくれます。
食欲がない時でも、そうめんに野菜やお肉をプラスすれば手軽にバランスの良いお弁当になりますよ!
参考→ 夏は作るのラクチン「#麺弁当」で決まり!食欲なくてもさっぱり美味しい
(小4男の子のママから投稿をいただきました!)
子供が喜ぶおかずをメインに!
最初から頑張り過ぎると疲れちゃうので、程よく手抜きで子供が好きなものを、ですね!
夏休みなのに学童で寂しい思いをしている子供のために、基本的には子供の好きなおかずを入れています。
毎日1つでも大好きなものが入っていると、子供は嬉しいはずです。
毎日多くの品数を作るのは大変なので、1つのおかずをたくさん入れてあげると、子供も好きなものをたくさん食べれるし、大人も時短になります。
例えば、半分に焼きそばを詰め、もう半分はおかず入りのおにぎり。
他にも半分をデザートのゼリーにして、あとはどんぶりの様にごはんの上におかずを乗せたり。
パスタやハンバーグなども大きめ多めに作って、あとはごはんにするだけでも、かなりボリュームのあるお弁当になります。
うちの子供は色んな味を食べれるよりも、大好きなものをいっぱい食べたがるので、このようなお弁当が満足感が高いようです。
他にも手軽に作れて腐りにくいそうめんやサンドイッチ、自然解凍できる冷凍食品もおすすめ。
キャラ弁が好きな子ですが、こういった大雑把なお弁当でも好きなものをたくさん食べれるので喜んでくれました。
何より始めから頑張り過ぎない、程よく手抜きした方が、作る方も長続きします。
(小1の子を持つママから投稿いただきました!)
おにぎりで栄養満点!
夏は手間をかけてあれこれ作っても、食欲が出ず残してしまうことがあったので、息子の大好きなおにぎりならば食べてくれるかと思い、お弁当にしました。
おにぎりといっても、定番の鮭や梅などではなく、唐揚げとツナマヨ、海老天にめんつゆをかけたものを一緒に握って、おかずとごはんを一緒に食べられるように工夫。
今までは残してくることもありましたが、おかず入りおにぎりにしてからは、まったく残さず、「美味しかった!」と感想を言ってくれるように。
息子も、今日は何が入ってるかな?と楽しみにするようになりました。
中身はごはんに合うものならなんでもOK。
とんかつ、コロッケなどの揚げ物にはソースをしみこませてから握り、卵焼き、ウインナー、ハンバーグを入れたりもしました。
手作りのおかずはもちろん、冷凍食品を入れても作れるので、レパートリーは無限大。
子供も飽きず、何よりも簡単にできます。
楽しく美味しく栄養もしっかり摂ることができるので、おにぎり弁当はおすすめです。
(小1男の子のママから投稿をいただきました!)
朝はなるべく詰めるだけにする!
最近の冷凍食品は美味しいし、種類も豊富で、ママの強い味方ですね!
毎日食べるお弁当だから、食べる方も作る方も嫌にならないように、子供の意見を聞きながらか簡単にできるものを詰めていました。
男の子なので、可愛さにはこだわりはありませんが、長い夏休み毎日作るので、多くを冷凍食品に頼っていました。
しかし、すべてを冷凍食品にするのは可哀想なので、子供が好きな卵焼きとゆで卵は交互に入れていました。
ゆで卵用の型が100均に売っていたので、見た目を少しでもよくするために使用しています。
方は熱いうちに殻をむいて型に挟み、冷やすとその形になるもので、ドラえもんの顔がお気に入りでした。
後は前日の夕飯でお肉を焼いたときに取り分けて置いたり、彩りに赤や黄色のミニトマト、子供の好きな枝豆をよく活用していました。
とにかく、子供が美味しいと言っていた冷凍食品を覚えて常備し、上手くローテーションをしていくことが大事です。
保冷剤代わりに凍らせたゼリーも入れていました。
(小3男の子のママから投稿をいただきました!)
めんこちゃんゼリーを凍らせて入れておく!
見た目にも可愛く、保冷剤代わりになるひとくちゼリーは優秀ですね。
めんこちゃんゼリーを凍らせたものを入れると、保冷剤代わりになりますし、お昼には食べ頃になっています。
子供のお弁当サイズ的に、ゼリーはいい穴埋めになります。
他の子供達に「いいなー」と言われたようで、息子の反応も上々です。
他に喜んでくれたのは、ブロックチーズを細く切ってハムで巻き、可愛いピックで刺したものがおすすめです。
ピックで子供らしさを引き立ててくれ、隙間に詰めるのに便利です。
色もピンクと黄色で華やかさもプラスできます。
また、ゆで卵を半分に切って断面に黒ゴマで目をつけるだけで、可愛いキャラ弁になりますし、黄色があると明るくなります。
チーズとゆで卵を交互に入れていました。
あとは冷食の海老シュウマイや揚げ物、自然解凍できるものをそのまま入れていましたが、味もしっかりしていておいしかったようで、楽しみだったようです。
これらとプチトマト、ウインナーを入れて20分弱で出来上がります。
(小1男の子のママから投稿いただきました!)
一口大おにぎりで食べやすさアップ!
コロコロ小さいおにぎり弁当なら、食欲の落ちる夏場でも食べやすそうですね。
うちの子は、夏バテでなかなか食欲が出ません。
少しでも食べやすいように、おにぎりはラップで茶巾絞りの要領で一口大のサイズにしています。
直接触らないので、夏場でも衛生的ですし、1つ1つが小さいと食欲のない子でも食べやすいみたいです。
味付けは握る前にゴマ塩を混ぜたり、ふりかけをかけたりします。
多少手間はかかりますが、数種類作ると、カラフルで可愛く子供も嬉しいようです。
熱中症対策にミニトマトやキュウリなど水分の多い野菜を入れて、マヨネーズをつけて食べるようにしています。
食べる時に付けられるように、アルミホイルに塩を入れることもあります。
学童ではデザートを入れてOKなので、スティック状のゼリーを凍らせたものを入れます。
保冷剤代わりになり、食べる頃にはちょうど溶けて美味しく食べることができます。
(小2女の子のママから投稿いただきました!)
親子丼や焼肉丼などの乗っけ弁で時短!
忙しい朝はなるべく時間をかけず、前日の夕ご飯の時からお弁当の準備を考える、働くママの知恵ですね!
前日の夜ごはんを作る時に、お弁当のことを考えて多めに作っておきます。
例えば焼肉弁当、親子丼、かつ丼などの具を作っておき、朝は温めてごはん乗せる「のっけ弁」にします。
少ないおかずを何品も入れるよりとても時短になります。
そのままでは夕飯と変化がないので、一緒にスープを持たせたり、ウインナーなどちょっとしたおかずを追加したり。
子供が喜ぶように、海苔やチーズでネコやアンパンマンなどのキャラを作ったり、そうした少しの工夫で子供が喜んで食べるようになりました。
旦那の弁当もあるので、のっけ弁にする前日の夕飯は、本当に大量に作っておくことになりますが、旦那も息子も大喜びのお弁当です。
参考→ 【時短・簡単】新しいお弁当スタイル『のっけ弁当』レシピ
(小1男の子のママから投稿をいただきました!)
休日に作って冷凍保存! 冷めても固くならないよう工夫!
このレシピでは人参、玉ねぎ、ジャガイモを入れていますが、違う野菜を入れても美味しそうですね。
URLの「肉稲荷」をお弁当用にアレンジしてよくお弁当に入れています。
このレシピではだし汁適量ですが、200cc用意し、ゼラチン5gを追加します。
ゼラチンで冷めても固くならず、液だれもしにくくなるので、お弁当におすすめです。
冷凍する場合は、凍ったままお弁当に入れて保冷剤代わりにしています。
参考→ 肉稲荷
(小5男の子のママから投稿をいただきました!)
週末作り置きと、作り置きを冷凍したものを入れて時短化!
夏場は傷みやすいので、味濃いめ、酢や梅干しなど殺菌作用のある食品を入れるのがコツですね。
週の前半は、前の週末に作り置きしたおかずをそのまま詰めたり、前日の夕飯から何品かお弁当に入れています。
前日の夕飯がハンバーグの時は、お弁当用のミニサイズも一緒に焼いて置いたり、タネをピーマンに入れて肉詰めにしてたり、前日からお弁当のメニューを意識して作っていました。
週の後半は、週末の作り置きを冷凍したものを入れたりもしました。
夏は傷みやすいので、おにぎりの味付けも濃いめにしたり、殺菌作用を期待して酢や梅干しゆかりをよく使っていました。
握る時も直接ではなくラップで握ります。
スペースが余ったら、凍らせたゼリーを入れたり。
毎日きっちり作るのは大変なので、週1は「ラクチンデー」と称し、焼きそば、オムライスにおかず1品だけ、みたいな日を設けました。
市販の冷凍食品に抵抗があったので、週末の作り置き(冷蔵・冷凍)と夕飯の残り物を駆使し、三年間手作りで学童のお弁当を乗り切りました。
うちの学童では、月に何度か給食を出してくれていたので、それも負担軽減になっていたとは思います。
(小3女の子のママから投稿をいただきました!)
海苔巻きやおにぎらずで時短&簡単!
具だくさんで断面が見える海苔巻きやおにぎらずは、鮮やかで目にも楽しいお弁当になりそうです。
夏はとにかく食欲が落ちるため、一般的なご飯とおかずのお弁当では、ほとんど残していました。
食べないと栄養不足から体力も落ち、夏風邪を長引かせることも。たくさん食べてくれるように考えたのが、海苔巻きやおにぎらずです。
私が作る海苔巻きは、スーパーでよくあるサラダ巻きではありません。
こま切れ肉を醤油とみりん、または焼肉のタレなどで味付けし、茹でたほうれん草や甘い卵焼きと巻いた、韓国のキンパのようなイメージです。
小さく切ることで子供も食べやすく喜びます。
友達にも羨ましがられるようです。
おにぎらずには、冷凍のとんかつやチーズ、レタス、ツナを入れます。
しっかりたんぱく質も摂れるので、子供も体力がつき疲れにくくなったようです。
(小2の子供を持つママから投稿いただきました!)
マンネリではなく定番!基本のおかずを決めると楽です
1年間だけ学童に通っていた時、お弁当を作っていました。
女の子は可愛いデコ弁を作って欲しがることがありました。
しかし1度作るとその後ずっと作り続けなければいけなくなるので、仕事をしている身では時間が無く、デコ弁は作りませんでした。
その代わり、100均の可愛いピックやカップを使うようにしていました。
毎日違うメニューを考えるのは大変なので、子供が好きな肉系、卵焼き、甘辛味の野菜と決めていました。
肉系は、唐揚げなど夕飯のおかずを取り分けておいたり、冷凍食品を入れたり。
卵焼きには、ひじきの煮物、ドライカレー、チーズ、枝豆、ツナ、カニカマなど色々入れてバリエーションを付けていました。
シンプルな出汁巻き卵は、微妙な味付けが難しいので、オイスターソースを少し入れると味が決まります。
野菜は、ピーマンやインゲンを炒め醤油、砂糖、みりんで甘辛く味付けすると、何でも食べてくれました。
主食はおにぎりにして、塩やふりかけのシンプルが好きだったようです。
見た目に地味だったので、海苔用のパンチでにっこりマークを貼ったり、おにぎりのラップにマジックで絵をかいたりするだけでも喜んでくれます。
(小1女の子のママから投稿いただきました!)
スープジャーで冷たいそうめんなら簡単&美味しい!
お弁当に汁気は厳禁!と思っていましたが、スープジャーならもともと汁物専用の容器なので、安心して持たせられますね。
麺を茹でる時にお湯を沸かして冷ます手間を省くために、市販の「流水麺」を使用します。
また凍ったままの冷凍食品を入れることで保冷剤も兼ねられます。
スープジャーにキンキンに冷やした麺つゆを入れることで、麺自体は常温でも冷たいそうめんが食べられます。
お弁当に入れる前に、麺の水気をよく切り、一口大にまとめ、そうめんに合いそうな冷食と一緒に並べます。
スープジャージャーは麺つゆに氷をたっぷり。
ゼリーを凍らせたものと、ミニトマトと塩もみしたキュウリを添えて野菜も摂れるようにしていました。
(小3男の子のママから投稿いただきました!)
まとめ
夏休みの学童用のお弁当を作るコツ
- 平日毎日作るので、朝作る時に負担にならないようにする。(作り置き、前日の夕飯の残り、冷食など)
- 夏バテでも食べれる、子供の好きなおかずや、のど越しのいい麺類を入れてみる。
- 気温が高くても傷みにくいように、味付けを工夫したり、保冷剤(または代わりになるもの)を入れる。
子供にも美味しく食べてもらえて、親も手軽に作れるお弁当の工夫がいっぱいありましたね。
働くお母さん達にとって学童は、長期休み中の我が子を預ける大切な場所です。
一緒にいてあげられない代わりに愛情たっぷりのお弁当でお腹いっぱいになってほしいものですね♪