部活動をしていた人は最後の大会も終わり、部活動のない夏休みは3年生の特権ですよね。
私も「今まで遊べなかったから遊びたい」とウキウキした記憶がありますが、冬には高校受験を控えていました。
部活動を頑張っていたため、あまり勉強が出来ていなかったので、志望の高校に受かるかどうか心配になっていました。今思うと、夏休みに勉強をしたことが志望校に合格できた要因だったと思います。
夏休みの勉強が大事と言われても、
「勉強あんまりやってこなかったし、どのように勉強すればいいか分からない」
「勉強した方がいいのは分かっているけど、どのように勉強すればいいか分からない」
と思い悩んでいる人も多いと思います。
今回は、志望校に合格することができた私が実践していた夏休みの勉強方法を紹介します。是非参考にして下さいね。
勉強時間を確保しよう
私は、夏休み期間中は基本的に1日6~8時間の勉強時間を確保して勉強しました。なぜ6~8時間の勉強時間が必要かというと、今まで勉強した範囲を復習するためです。
高校入試は、1~3年生で学んだすべての範囲が出題範囲となります。中学1~2年生で学んだことは、時間が経っていますので忘れてしまっていることが多いのです。
夏休み中は、授業がないので、新しく覚えることがない期間です。その期間に、これまで学んだ範囲を徹底的に復習する必要があったからです。
忘れた部分を復習して勉強することで、3年生で勉強する部分にも繋がります。例えば数学では、中学1年で方程式、中学2年で連立方程式、中学3年で二次方程式と徐々に難しくなっていきます。復習によって覚えなおすと3年の勉強の理解度も高まります。
復習を完璧にすることが点数アップの大きなポイントとなります。全ての教科を復習するために、1日6~8時間の勉強が必要と考えてください。
休憩も勉強のうち
勉強時間を確保できても、ダラダラと集中せずに勉強しても身につきません。勉強をやっているはずなのに、覚えることができない、思ったように点数が上がらないとなってしまいます。
私も集中力が続かない方だったので、1時間単位で一気に勉強することを辞めました。休憩も脳と体を休めることも、勉強のうちと考えるようにしました。そうすると、集中力が続いて、効率よく勉強ができるようになりました。
実際に下記のような実験結果があるので、ご紹介します。
60分間休憩なしで勉強する方法と15分間×3回(計45分)間で7.5分休憩×2回で勉強する方法で記憶の定着力を比較した実験です。
参考URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000562.000000120.html
勉強直後のテストでは、60分休憩なしの勉強法が良い点数を取ることが出来たのですが、1週間後に実施したテストでは、15分×3回で休憩をはさんだ勉強方が良い点数を取ることができたという結果が出ています。
短時間の間に休憩をとることで、集中力が持続します。さらにこの方法は、集中力が長時間続くため長時間の勉強に適しているので、私にとって夏休みに必要な長時間の勉強にすごく効果がありました。
計画を立て、計画性を身につけよう
1)週間スケジュールを立てよう
勉強時間を確保し、集中して勉強できるようになっても復習できる範囲が狭いと点数は伸びません。スケジュールを立てずに勉強すると、「英語の単語は覚えたけど、文法が全部復習できなかった」というように、勉強の範囲にムラができる可能性があります。
私は、効率よく勉強の範囲を網羅するために、1週間のスケジュールを立てることを実践しました。例として、1日のスケジュールを見てみましょう。
1日勉強する日のスケジュール
7:00 起床~朝ごはん準備
8:30 英語 単語の学習
9:30 数学 関数の学習
10:30 国語 古文の学習
11:30 休憩~お昼ごはん
13:00 社会 縄文時代の学習
14:00 理科
15:00 休憩
15:30 英語 be動詞の学習
16:30 数学 比例の学習
17:30 休憩~夜ごはん
21:00 今日の勉強のまとめとあすのスケジュール確認と修正
23:00 就寝
このような1日のスケジュールを1週間分立てました。スケジュールを立てることで、次に何を勉強しようと考えることが不要になりますし、勉強するべき範囲のモレがなくなりました。
もちろん、休みなく毎日1日中勉強していたわけではありません。午前中しか勉強しない日や家族との旅行で勉強しない日もありました。メリハリが大切ですので、自分に合ったスケジュールを立てるようにして下さい。
2) 日々のやることリストを作りましょう
スケジュールを立てることで、効率よく勉強が出来るようになったのですが、さらに効率を高めるためにその日にやることリストを立てるようにしました。その日に必ずマスターしたいことをリストにしました。
やることリストには、必ず理解したいことを書くようにしました。
・数学 比例と反比例の問題を最低5問解いて理解度を図る
・英語 単語を50個覚え、テストして覚えていない単語を理解する
など具体的なやることリストを書き、実施出来たら線を引きます。
また、やったことで出てきた課題があったら明日の勉強に組み込むなど対応しましょう。そうすれば、課題に対してのアプローチができ、苦手が減ります。
模試で実力チェックと疑似体験をしよう
勉強時間を確保し、集中して勉強し、スケジュール等を立て計画的に勉強が出来たので、夏休みの勉強の成果を確認するために、模擬試験を受けました。夏休みの終わりごろから試験が行われていることが多いです。模擬試験を受けるメリットとしては以下の通りです。
・夏休みで勉強した成果を測れる
・自分の得意・不得意を正確に把握できる
・入試本番に近い雰囲気を体感できる
入試本番では、初めての場所で知らない人に囲まれ、緊張感が漂う中、試験を受ける必要があります。模擬試験で近い雰囲気を味わうことで、試験慣れをすることをお勧めします。
また、模試を受けていないと、「分からない問題に時間を取られて、最後まで問題にたどり着けなかった」というような残念なミスを本番でやってしまう可能性もあります。
試験の空気や試験時間を模擬体験しておくことは、学習することと同じくらい大切ですので、模試を受けることをおすすめします。
高校受験模試の場合、会場に出向いての模試を受けることができるものは種類が少ないので注意して下さい。
まとめ
志望校へ合格した私の勉強方法は、
・勉強時間を確保する
・休憩を上手に使う
・計画を立てる
・模試を受けて実力をはかる
後悔をしないようにするために、集中した学習をし、スケジュールを立て、効率よく勉強して模試を受けることを強くおすすめします!私はこの方法で合格しました!
志望校へ合格できるように皆さん頑張っていきましょう。応援しています。