河川敷に行けばクワガタやカブトムシが確実に採れるって良く耳にしますよね?実は河川敷にはクワガタが住みやすい環境が整っているのです!
今回は荒川の河川敷でどうしてヒラタクワガタが捕獲できるのか、クワガタにとってどんな好条件なのかまとめてみました!
ヒラタクワガタの採集ポイントは河川敷?なぜ河川敷にヒラタクワガタは集まるの?
そもそも河川敷とはどんなところ?
河川敷とは、河川法で定められた「水の流れている部分から堤防までに造られた平地部分を含む全体」の事です。
その目的は増水時に堤防内で氾濫を食い止めるためです。仮に、その平地がゴルフ場や球技場として活用されていても、法的には河川の一部です。
なぜ河川敷でクワガタが採集できるの?
初夏になると、河川に自生するヤナギは昆虫によって樹液を出すようになります。河川には幼虫が好む朽ち木があり、成虫のエサもあるという事なのです。
ヤナギも数種類ありますが、クヌギみたいに太いような木ではなくそれなりに細めのヤナギにいます。
人が頻繁に出入りしているとこのヤナギではなく、ジメジメして、人の出入りがないような場所にあるヤナギが狙い目です。
ヒラタクワガタが好む理由は?
ヒラタクワガタは、比較的湿度のあるところを好みます。特に幼虫はその傾向が強いようです。
荒川の河川敷でヒラタクワガタ・クワガタが採集できるって本当?
荒川の河川敷はどんなところ?
荒川(あらかわ)は、埼玉県および東京都を流れ東京湾に注ぐ河川です。川幅が埼玉県鴻巣市の吉見町にある御成橋付近で2,537 mになり、日本最大の広さです。
アゴヒゲアザラシの「たまちゃん」で有名になったり、昔は某ドラマで良く見ることのできた有名な河川敷ですよね!
荒川付近は東京通勤圏となって住宅開発が進んだため、周囲の木立や草原の減少で住み処を追われた幅広い生態系にとって、荒川河川敷の自然は貴重なものなのです。
河川敷にヤナギやクヌギ、アキニレの木がある場所でクワガタが採取できます。ヒラタクワガタは朽木に隠れているものを探します。
ヒラタクワガタやクワガタが採集できる時間帯は?
ヒラタクワガタは夜行性なので「早朝、日が昇る頃」と「夕方、日が沈んでから」の薄暗い時間帯がおススメです。
仕掛けはどうする?
樹液の匂いがする、朽木がある、昆虫が飛来しているなど、条件が整っていれば、トラップは必要ないでしょう。コクワガタの方が多くてヒラタクワガタになかなか出会いづらいかも知れませんが、目撃情報、捕獲情報はたくさんあります。
確実に捕獲したい場合は、果物をアルコールで発酵させた「バナナトラップ」などを仕掛けるといいですよ。ただ、仕掛けをすると見たくない虫に出会ってしまう可能性も増えてしまいますよ。
ヒラタクワガタの寿命は?何歳まで生きる?
ヒラタクワガタの寿命は?何歳まで生きる?
孵化してからの寿命は2年~3年です。成虫になってからは半年くらいで一生を終えます。室内で環境を整えて飼育するのであれば1年以上生きることができます。
ヒラタクワガタの一生は?
自然環境下での一生は約2年です。
メスが朽木の下などに産卵すると、卵は約1ヵ月で孵化します。
孵化した幼虫は、やや湿度が高く菌糸などによって腐った朽木の中で生活し、その朽木を食べて育ちます。幼虫期間は約1年です。
幼虫が成熟すると蛹になるために蛹室を作り、約1ヵ月かけて蛹となります。
1ヵ月ほど経ってから羽化すると、1ヵ月ほど経ってから蛹室を出て成虫としての活動を始めるのです。
オスとメスの一生の違いは?
オスは交尾を終えると寿命を迎えるため、一般にメスのほうが数ヶ月長生きします。
でもヒラタクワガタのオスは気性が荒いのでメスを攻撃してしまう事もあり、場合によってはメスが死んでしまう事もあります。
ヒラタクワガタの飼育方法は?
ヒラタクワガタの飼育方法は?
産卵させるためには「クワガタ産卵スターターキット」を使うのが一番間違いないです。
産卵セット後1.5月~2ヶ月経過したら幼虫の回収を行います。
誤って幼虫を傷付けないように、幼虫の回収にはケース内の土を衣装ケースなどの大き目の入れ物にあけてから、ゆっくりと土のかたまりを崩しながら幼虫を探します。
クワガタの幼虫は瓶などでの個別飼育が基本となります。クワガタの幼虫をまとめ飼いするとケンカして数が減ってしまうからです。
幼虫の育ち具合をみて入れ物が狭そうだった場合は、大きい入れ物への移し替えを行います。
5月~7月になると楕円形の蛹室と呼ばれる部屋を作って、蛹になる準備をします。土の色がかわってくるので直ぐわかると思います。蛹室を作り出したらショックを与えないように注意しましょう。
蛹になってから約1~1.5ヶ月経過すると羽化します。羽化してから完全に身体が固まるまで約1ヶ月間かかります。
大型の成虫を育てたいのなら、かならず温度を18度から22度ぐらいに保ち、幼虫の期間をぎりぎりまで引っ張ることが重要です。
成虫になってから大きくなると思っているお子さんがいるかもしれませんが、成虫になったらサイズは変わりません!
成虫の飼育を始めるに当たって気を付けることは3つあります。
①マットの湿度管理
1日1度は霧吹きなどを使って、手で触って湿っていると感じられる程度に湿らせてください。
②栄養価の高いゼリーを与える
気温が下がってくると冬眠する習性があるので、栄養を十分摂らないまま冬眠してしまうと死んでしまうことも。
③冬眠中も昆虫ゼリーを入れておく
冬眠から目覚めたときにすぐ食事ができるように、冬眠中も昆虫ゼリーを飼育箱に入れておくことも大切なポイントです。
必要な道具は?
産卵させるためには「クワガタ産卵スターターキット」を使うのが一番間違いないです。ヒラタクワガタも飼育できます。
(楽天市場)オオクワガタ採卵スターターセット
https://item.rakuten.co.jp/kuwakabu/ookuwa_set/#ookuwa_set
ヒラタクワガタの成虫を飼うのであれば、飼育セットを揃える必要があります。こちらもセットになっているものが販売されています。
(楽天)カブトムシ・クワガタ成虫 中型用飼育セット
https://item.rakuten.co.jp/auc-mushiyahonpo/siikuset-m/?iasid=07rpp_10095___e8-jr23syd5-4iqu-5b303151-81cc-4b22-83b2-605fe59562ee
荒川河川敷はヒラタクワガタの宝庫
河川敷にクワガタがいる理由は、クワガタが生きるのに好都合だからなんですね!まとめますと、
①河川に自生するヤナギが樹液を出す
②河川には幼虫が好む朽ち木があり、成虫のエサもある。
③ヒラタクワガタは湿度のあるところを好む。
ということなのです。
荒川の河川敷もヒラタクワガタにとって住みやすい環境ということですね。河川敷でヤナギの木を見つけ、さらに樹液や朽木を探し当てたらクワガタに高確率で出会うことができますよ!